今井雅子の映画脚本デビュー作『パコダテ人』で、シッポが生えてしまう函館市役所職員古田はるお(大泉洋)の一人娘まゆちゃんを演じた前原星良ちゃん。映画の中ではひまわり保育園ひよこ組という設定で、「ぴまわりぽいくえん ぷるたまゆ」とたどたどしく愛らしいパコダテ語を披露してくれたが、本人も当時現役保育園児だった。
パコダテ人に出た後の宮韻△いちゃんや大泉洋さんの大活躍にも目を見張るが、見違えるほど成長したといえば、今や中学2年生となった星良ちゃん。身長だけでも50センチ以上伸びて、わたしに追いつき、追い越し、15センチほど引き離してしまった。
ダンス部で青春しながらバレエ教室も続けている星良ちゃん、今日がその発表会。1〜3名ずつの小さなプログラムが並んだ第一部のトリ、『ドンキホーテ』の「キトリ」の赤と黒のカルメンな衣装の星良ちゃんがステージに上がった瞬間、客席はハッと引きつけられ、場内の空気が変わった。扇を仰ぎながらステージから微笑みかけるさまの艶っぽいこと。緊張を感じさせない舞台度胸は、さすが。ひいきを差し引いてもおつりの来る堂々たるプリマぶり。ジャンプは高く、スピンは美しく、手足の表情は実に伸びやか。客席を引きつけ続け、最後のお辞儀も優雅さと貫禄をたたえ、ブラボー! わたしの膝で見ていた娘のたまも惜しみない拍手を贈った。
第二部『くるみ割り人形』では、「あし笛」役。もう一人の女の子との息の合った踊りに、曲の途中で拍手が沸き起こった。
星良ちゃんだけでなく、他の子たちを見ているのも楽しく、衣装もそれぞれ凝っていて、目を楽しませてもらった。幼稚園ぐらいの小さな子たちは立っているのが精一杯で、お辞儀だけがしっかり決まってたりするが、それも微笑ましい。恥ずかしそうに踊る子たちの中で、小さいながらも「わたしを見て」オーラを放っている子もいる。ちゃんと個性が出ていて面白かった。星良ちゃんをはじめ小学校高学年ぐらいの子たちは、「表現する」ことに気を配る余裕が出て、見応えがあった。
踊るのが大好きなたまは動きを真似したりして、バレエに興味を持った様子。習わせてみるのもおいいかもと思うが、先日の棒立ち運動会を思い出し、チュチュ姿で固まっている図を想像してしまった。
2008年11月22日(土) 8年目の「いい夫婦の日」
2007年11月22日(木) マタニティオレンジ205 たま15/12才ではじめて歌う
2006年11月22日(水) 何かとめでたい「いい夫婦の日」
2002年11月22日(金) ザ テレビジョンお正月超特大号