2009年03月03日(火)  「つばさ」第一週記者試写

脚本協力で参加している朝ドラ「つばさ」の第一週完成披露の記者試写にお邪魔する。まずは15分×6回(月〜金)の90分をスクリーンで上映。『パコダテ人』の前田哲監督に「試写のときは後ろで観るとええよ。みんなの反応が見えるから」と教わったのにならって、いちばん後ろで鑑賞することに。客席の皆さんの背中の角度はおおむね前のめり(後ろに引いていると興味がないということになる)とお見受けする。ところどころでくすくす笑いが漏れ、自分と同じところで笑っている人を見つけると、うれしくなる。「つばさ」は脚本も出演者の演技も演出も住友紀人さんの音楽もノリノリで、あふれんばかりのサービス精神が「これでもか」と注がれていて、観甲斐がある。一度観ただけでは気づかないような細かいところでもかなり遊んでいるのも、小道具好きのわたしにはうれしいところ。

上映後、チーフプロデューサーの後藤高久さん、チーフディレクターの西谷真一さん、ヒロインつばさ役の多部未華子さん、脚本の戸田山雅司さんが記者会見。記者さんからの質問が次々と出て、いい雰囲気。型破りな姿勢はポスターにも現れ、ヒロインつばさが一人で微笑む「これまでの朝ドラ風」ポスターと対照的に、集合ポスターはプロレス対戦告知風で、腕組みして困った顔している朝ドラヒロインというのは、なかなか画期的。「この二面性が『つばさ』です」と後藤プロデューサー。お茶の間のシーンでテーブルの手前が空いている(誰も座っていない)のは、「そこが視聴者の席」だからと西谷さん。自分も玉木家の一員になったような気持ちで騒動に巻き込まれ、喜怒哀楽を共にすると、「つばさ」をいっそう楽しめそう。

一週目を観て、こんなにおとなしいドラマだったのかと思うほど、週ごとにパワーアップしているので、第一週目から観て、慣れていってください。そんな多部さんのコメントが笑いを誘っていた。たしかにどんどんエンジンがかかっているので、朝ドラにしてはかなりぶっ飛んでいるはずなのに、わたしが観た感想も「第一週が普通に見える」ほど。どうか途中で観て振り落とされないように、第一週第一話からお見逃しなく。春の朝ドラといえば4月スタートという思い込みがあるけれど、「つばさ」は3月30日(月)から。カレンダーにぜひ羽根マークを。

お土産に配られたのは、第一週の劇中にも登場する甘玉堂の名物「あまたま」。いい記念なので、日頃子守でお世話になっているダンナ両親に箱入りの半分をお裾分け。あとの半分をダンナと娘のたまと分けようとしたら、「たまちゃん あまたま たべないよ」。名前を聞いて、共食いだと思ったのか。1/4個を味わったあまたまは、いもあんとこしあんという好物の二重奏で、後を引く味。このところ甘いもの用の別腹が肥大傾向にあり、今日はパウンドケーキ2切れとロイズのナッティバー3本を食べてしまったけれど、あまたまなら10個は行けそう。商品化されてしまったら、増量キャンペーンに歯止めがかからなくなりそうで、危険。

2008年03月03日(月)  マタニティオレンジ245 みつけものとなくしもの
2006年03月03日(金)  ちばっちと亀ちゃんの舞台『Soulmate』
2005年03月03日(木)  南イタリア魚介料理『ラ・スコラーレ』
2002年03月03日(日)  文京区のスポーツクラブ

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