2007年08月22日(水)  マタニティオレンジ163 風邪と汗疹と誕生日プレゼント 

一昨日、初の保育園返品となったたまは、昨日の朝、体温を測ると7度6分だった。8度を超えるとお預けできないのだけれど、ぎりぎりセーフ。それでも大事を取って休ませたのは、翌日の誕生日当日は保育園に行かせてあげたい、と思ったからだった。誕生日に学校へ行けばいいことがある、という期待がわたしには刷り込まれている。0歳児クラスの園児たちは、さすがに「おめでとう」を言い合ったりはしないだろうけれど、先生たちは誕生日カードを用意してくださっているらしい。先週、「お父さんお母さんから一言お願いします」と小さな紙を託されたのだが、それを組み込んだカードを仕上げてくださるようで、「どうぞお楽しみに」と言われている。「熱は下がったんですが、今日はゆっくり休ませます」と保育園に電話をすると、「あら、たまちゃん、明日お誕生日なのに」と担任の先生。咄嗟にこんな反応が返ってくると、心の行き届いた保育をしていただいているな、とあらためてうれしくなる。

お盆休みを引きずっていて、今週は打ち合わせもほとんどなく、締め切りにもまだ余裕があるので、保育園を休ませても仕事には響かない。これで元気ならどこかへお出かけもできるのだけれど、家でおとなしくしていなければならないのは、もったいない気がする。その代わり、家にいるおかげで、次々と届く誕生日プレゼントを受け取ることができた。

広告会社時代の得意先であり、元々は前田哲監督に注目されていた縁で『パコダテ人』以来応援してくださっているS氏からは、東京ディズニーランド/東京ディズニーシーのパスポートが届く。こういう贈り物は、受け取ったときと、実際に使うときの二度感激を味わえてうれしい。いつ行こうか、歩けるようになってからがいいだろうか、誰を誘おうか、と思い巡らせるのも楽しい。コピーライター時代、わたしは東京ディズニーランド/東京ディズニーシーのCMや雑誌広告やホームページのコンテンツを書いていた。手がけたコピーを足し上げると、本一冊分ぐらいになるかもしれない。わが子を案内するという視点が加わっていれば、もっと豊かな案内書になっていただろうと思う。

クリスチャンで医師の余語先生からは、「こどものせかい」の7月号「まいごのミーミ」と9月号「ぼくんちのペット」が届いた。「こどものせかい」は至光社が出している月刊カトリック保育絵本で、「日本カトリック幼稚園連盟」推薦とある。贈られた二冊は文字が活字ではなくカラフルな手描きになっていて、ほんわかとやさしくあったかい雰囲気を醸している。

絵本といえば、先日ご近所仲間でわが家に集まったときに、鉄道マニアで映画ファンのT氏が「今井さんとたまちゃんに」と持ってきてくれたのが、《こどものとも》傑作集『やこうれっしゃ』(西村繁男さく)と『こねこのねる』(ディックブルーナぶん・え 石井桃子やく)。文字がなく、夜行列車のスケッチだけで語られる『やこうれっしゃ』は、絵を指差しながらそれぞれの乗客の物語を子どもと作る楽しみ方ができそう。そんなことができるまでにはもう少し待たなくてはならないけれど。こどものともは子どもの頃にしばらく取っていて、毎月届くのが楽しみだった。その話をT氏にすると、児童文学を手がけられるT氏のお母様はこどものともの作品を書かれたこともあるという。

出会って四半世紀になるドイツのペンフレンド、アンネットからはプレゼントぎっしりの小包が届いた。出産祝いに贈られた服はいまだに大きすぎて袖を通していないけれど、1歳祝いの服もわたしが無理をすれば着られそうな特大サイズ。アンネットは娘を二人育てているから、ドイツの赤ちゃんはこれが標準サイズなのだろうか。たまはようやく身長が70センチを超え、70センチサイズが窮屈になってきたので、80センチサイズを着るようになってきたところ。8月上旬にわが家を訪問されたさのっちさんからも服を贈っていただいた。服は何着あってもうれしいし、着せるたびに贈ってくださった人の顔を思い出せる。

たまの誕生と同時にスタートしたわたしの母親業も今日で一周年で、「お母さんも一歳」である。手探りではじまり、こちらもようやくよちよち歩きといったところ。一歳の誕生日、母娘が一緒に過ごす時間を贈りあえるように
、夏風邪を授かったのかもしれない。しかし、入浴を控えているうちに汗疹がひどくなり、なんとも痛々しい。手足とおしりの水玉模様に引っかき傷のストライプが加わり、にぎやかだけれど、このプレゼントはいただけない。

2006年08月22日(火)  新作誕生
2004年08月22日(日)  H2O+H2=H4O(水素結合水)
2002年08月22日(木)  鼻血で得意先ミーティングに遅刻

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