生後1か月から毎月開いてきた月例(齢)誕生会の12回目。記念すべき1歳の誕生日は何やるの、と周囲の期待も高く、「夏だしバーベキュー大会」という計画もあったのだが、8月7日生まれのダンナ父が古希を迎え、ダンナ妹が25日生まれということで、「3人合同の家族誕生会にしよう」と決まった。
古希のお祝いもあるので、外で会食して、わが家で誕生日ケーキを食べることに。近所にある湯豆腐屋なら座敷もあるし、うってつけだ。そのお店が昨日までお盆休みだったので、今朝電話し、予約。「かしこまりました」と告げたお店の人が、「あ、ちょっと待ってください」と急にあわてて、「今日は夜からの営業でした」。豆腐の仕入れが間に合わなかった様子。急遽代案を探すことになり、以前ご近所仲間のK夫人にすすめられた東京ドームホテルの「たん熊北店」に電話。座敷は満室、完全個室ではないが仕切られているテーブル席は一人6000円から、普通のテーブル席なら3500円からと言われ、普通のテーブル席をお願いする。
到着すると、いちばん奥まった広いテーブルに案内される。他のテーブルとは離れていて、個室感覚。活け花を愛でながら、美しい器に盛り付けられたご馳走をいただく。和風パンプキンスープのような「冷やし南瓜すり流し」をたまはいたく気に入り、ほぼ一人前平らげる。いつもの離乳食とは比較にならない食いっぷり。料亭の味がわかるのだろうか。
用意していただいたベビーチェアにはベルトがなくて危なっかしいので、たまはベビーカーに座らせたり、だっこしたり。たまが退屈すると、じいじとばあばが交代で外へ連れ出し、電話ボックスでもしもしごっこなどをさせてあやしたので、最後まで派手にぐずられることはなく、食事を楽しめた。料理は思った以上にボリュームがあり、それでいて、京風の上品な味付けで箸が進み、わたしは御飯をしっかりお代わり。デザートも果物だけかと思ったら、ゼリーとアイスクリームもついてうれしい限り。サービスも至れりつくせりで、お祝いにふさわしい会食となった。ホテルの中のレストランには割高なイメージを抱いていたけれど、ここのお昼はお値打ちだと満足した。
わが家に戻ってケーキタイム。ダンナ妹のケイコチンが用意してくれた新宿高野のいちごぎっしりケーキに3人分のプレートを強引に貼り付ける(すべって大変)。サービスのプレートを3枚も書かせた上に、ペンが太くてにじんでいるからと言って書き直しをお願いしたそうで、店員さんにとっては迷惑な客だっただろう。そういえば、2/12才のケーキも高野のものだったけれど、やはり字がにじんでいた。細ペンを採用されたほうがいいかもしれない。ロウソクは数字の1をかたどった1本。これまで「見てるだけ」だったたまは、満を持して誕生日ケーキにありつく。ちょっとだけね、とスポンジをひと口食べさせたら、目を輝かせた。母親に似てスイーツには目がないよう。
たまは最近覚えた「もしもし」(耳に手を当てて電話しているつもり)や、「うちわパタパタ」(ヘロヘロな仰ぎ方ながらも、それなりに風を送れる)や「どうぞ、どうも」(物を差し出したり受け取ったり)を披露して、じいじばあばは手をたたいて大喜び。古希のじいじには、孫と過ごす時間が何よりのプレゼントだし、たまにとっても、じいじばあばやケイコチンにたっぷり遊んでもらえるのが、おもちゃより楽しいことだと思う。
2004年08月18日(水) スチームボーイと津嘉山正種さん
2002年08月18日(日) 24時間テレビ