あいにくの雨の中、保育園の入園式。保育園でも入園式をやるのか、と意外な気がしたけれど、手作りであたたかみのあるとてもいい式だった。全園児がホールに集まり、まずは人形劇。あんぱんまんとドキンちゃんが春を探しに野原に出かけ、そこから保育園の子どもたちあてに手紙を出しに行くという物語。いちばん大きな3歳児クラスの園児たちは、人形に実によく反応して、笑ったり、驚いた声を上げたり。アンパンマンがちょうちょをつかまえようとする場面では、一緒に息をつめて見守り、ドキドキし、ため息をもらす。お手紙が着くまでの間は、園長先生のお話。「どうか安心して託してください。わたしたちに子育てのお手伝いをさせてください」という父兄への言葉にあたたかい心強さを感じる。その間に届いたお手紙を開くと、中には新しく入園したお友だちの名前が入っている。全員が新入生の0歳児クラスの他に、1歳児、2歳児、3歳児クラスにこの春から仲間入りした園児の名前も読み上げられ、みんなの拍手で迎えられた。最後は3歳児クラスによる、振り付けつきの「おもちゃのチャチャチャ」の合唱。わたしのひざでだっこされている生後224日目のたまは、両手をぐるぐる振り回し、大喜び。
小学校のPTAにあたる保護者の会が保育園にもあり、0歳児クラスからもくじ引きで役員が選ばれることになった。10人から2人選出、確率は5分の1。ビンゴはめったに当たらないけれど、この手のものに当たる確率はめっぽう高いわたし。会社員時代も組合の執行委員になり、さらに広告業界の組合の集まりである広告労協の女性会議の実行委員にもなった。予想通り、開いた三角くじには「アタリ」とある。早速、今週土曜日に顔合わせの役員会が開かれることに。本当の意味で「アタリ」と思えるよう、楽しみを見つけながら、与えられた役割をこなしたい。