娘のたまを連れての初めての里帰りは、堺の実家に昨日から三泊して六日に東京に帰る日程。昨日はダンナの弟一家に会い、その近所に住む友人と夕方から会った。大移動の上にはじめて会う人ばかりで興奮し、さらにお風呂も布団もいつもなじんでいるものとは違って落ち着かないのか、夜になってたまは珍しく大泣き。寝付くまでに三十分ほど泣き続けた。大人ペースで予定を入れてしまうと、大人以上に疲れやすくて繊細な赤ちゃんは参ってしまう。反省。と言いつつ、今日は昼の部と夕方の部で友人が遊びに来たのだが、たまは一晩寝て大阪の家の雰囲気に慣れたのか、しっかり昼寝をしてくれて、昨日のようにぐずることはなかった。
昼は広告会社時代にコピーライターとデザイナーで組んで仕事をしていたミキがダンナのサクちゃんと7才の息子のコウヘイ君と遊びに来る。ミキはわたしが会社勤めをした十余年でいちばん親しくなった友人で、週末も一緒に遊んでいたので、一週間に十食ぐらいを共にしていた。サクちゃんは、わたしの大学の応援団の同期。ミキの家に泊まった翌日にサクちゃんと応援団仲間の芝居を観に行く約束をしていて、予定がないなら一緒に来る?とミキを連れて行ったら二人が意気投合したのだった。学生時代の男友達と社会人時代の女友達が結婚して、二人を足して二で割ったような顔の男の子がいるというのは、なんとも不思議な感じ。ポーカーフェイスでクールな印象のサクちゃんがたまをあやす姿も学生時代には想像もつかなかったことで、時の流れはいろんなことを変えるなあとしみじみする。
夕方からは中学校時代のソフトボール部で一緒だったヨシキョー、タカ、オカサンが遊びに来る、ヨシキョーは小学6年生の女の子、4年生の男の子、昨年8月に生まれたリュウセイ君を連れて登場。リュウセイ君はたまに興味しんしんで、小さな手を伸ばし、積極的にアプローチ。たまは相手にされないときは「構ってくれ光線」を発するのに、言い寄られる立場になると、そっぽを向いて指を吸ったりして高飛車な態度。「オウ、オウ」と呼びかけるリュウセイ君は、「なんだよー、その態度」と訴えているようにも見える。そんな0歳児を並べて眺めながら、「親子で同級生っておもろいねえ」と話す。子連れで昔話に花を咲かせている未来の自分なんて、中学生の頃は想像もしなかった。たまはどんな中学生になって、何部に入って、どんな友達と出会うんだろう。振り返りたくなるような日々になるといいなと思う。
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