2005年03月28日(月)  『ダ・ヴィンチ・コード』で寝不足

■同僚に借りた『ダ・ヴィンチ・コード』(The Da Vinci Code)のおかげで寝不足に。なんて面白いんだーと興奮しながら、ページをめくる手がどんどん速くなり、上下巻を一気に読んでしまった。キリスト教や絵画にまつわる歴史や学説を一本のミステリーにまとめあげた著者ダン・ブラウンの手腕に何より感心する。両親は数学者と宗教音楽家、妻は美術史学者であり画家という環境は、この本を書くために整えられたかのよう。作家業に専念する前は英語教師だったそうで、翻訳であることを忘れさせる読みやすさにも納得。本書には女性を聖なる存在として礼賛する思想が繰り返し登場するが、著者の後書きで母親と妻を有能ですばらしい女性として讃えているのが興味深い。■謎を解く鍵としてアナグラム(綴りの並べ替えで意味の違う語句を作る遊び)がふんだんに盛り込まれているのも、暗号好きにはたまらない。もっと謎解きを楽しみたい人は、著者の公式サイトdanbrown.comUNCOVER THE CODEへ。『DIGITAL FORTRESS』(デジタル要塞?)という別な著書のコンテンツでは、本書に出てきたクリプトグラフィー(暗号書記法)の解読を楽しめる。著書もサイトもサービス精神旺盛。

2003年03月28日(金)  中国千二百公里的旅 干杯編

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