■朝食とホスピタリティが自慢のMarlborough Houseに別れを告げ、今日はロンドンへの移動日。だが、バースからロンドンとは逆方向行きの電車に乗り込む。ブリットレイルフレキシーパスは指定日中は乗り放題。いっぱい乗らなソン、と浪速のおばちゃん根性で、バースの隣の終着駅Bristol Muse駅で降り、Bristol見物することに。ところが駅に着いて「スーツケース預かってくれる場所は?」と尋ねると、「ない」と駅員さん。冗談かと思ったら「We can't trust tourists anymore」とマジな返事。荷物に爆発物が入っているかもしれぬ、というテロへの警戒心なのか。さて困った。美しい港やつり橋があるらしいが、でかいスーツケース転がして行くわけにもいかない。仕方なく、2004年のzoo of the yearに選ばれたBristol Garden Zooだけ見ることに。バス(一律£1.1 一日券£2.9)■入場券(£9.5)を買って「スーツケース預かって」と言うと、窓口のおじさんは呆れ顔で首を振る。「じゃあこれ転がして檻の間歩くしかないの?」と言うと、事務室で預かってくれることに。ドイツの動物園と似た印象で、日本のものに比べて檻が開放的。鳥などは檻の外を歩き回っていたりする。便器の中に蜘蛛を展示していたり、見せ方も面白い。ところどころに「フラミンゴみたいに片足で何秒立てるかな」といったzoolympicの立て札があり、楽しませてくれる。大人が子どもたちに動物の説明をしている姿がほほえましい。Aye-Ayeという種類のおサルさんがいて、みんなが「アイアイだー」とはしゃいでいた。「アイアイ アイアイ おサルさんだよー♪」のアイアイはこいつだったのか、と感激。ゴキブリの展示もあって「この大きな種類のゴキブリは迫力があるので映画やテレビの撮影に引っ張りだこ」なんてマジメな解説がついている。■Paddington駅に5時過ぎに着き、構内で軽くお茶。カプチーノはSmallなのにボリュームたっぷり。10年前に来たときより、イギリスでおいしいコーヒーが飲めるようになっている気がする。■6時、circle lineに乗ってSlone Square着。初乗りが£2.1。400円以上と換算すると高い。今年春からロンドンに住んでいるI嬢と待ち合わせ。I嬢とC君の暮らすY邸に今夜から2泊お世話になる。夕食はチェルシー地区にあるHUNANというチャイニーズ。繊細なだしや醤油の味に体が喜ぶ。豚の腸、カエルなど面白い食材も。デザートの杏仁豆腐と小豆クレープまでおいしくいただく。 2001年12月30日(日) アナログ
2001年12月30日(日) アナログ
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