2002年05月10日(金) |
バイエルン紀行その1:nach Füssen |
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やってしまった!二人して寝坊。Füssen行きの列車は1時間毎に出てるようなので、出発を1時間遅らせるとこにした。のだが、この列車、途中で接続が途切れ、Marktoberdorfとかいうところで1時間足止めをくらった。結局、予定より2時間遅れでFuessenに到着することに。待ってる間暇なので、とりあえずMarktoberdorfの町(というか村)をうろついてみた。かなり小さめ。一瞬で終わった。なのに、危うく迷うところだった。なんと方向オンチなふたり!
Füssen行きの列車に無事乗ることができた。乗客はほとんど観光客だと思われる。日本人らしき人も多い。途中、車窓からの景色が美しかった。アルプスの雪山を背景にたんぽぽ畑が広がる。そんなのどかな風景をみんなしてカメラに収める。みんなで撮れば怖くない!(たとえ乗客のドイツ人に笑われたって!)そんな感じで車窓を楽しんでいるうちにFüssen到着。バスで城付近まで行く。見慣れたお城。今回で4回目。このままだと一生に10回以上はここを訪れることになりそうだ。チケットを買いに行く。寝坊したおかげで、城2つ見学する時間はなさそうだったので、ノイシュヴァンシュタイン城だけ見ることにした。しかも、今回は日本語のオーディオガイドというものがあったので、それを借りることにした。ガイドまで時間があったので、ホーエンシュヴァンガウ城を見に行った。そこからノイシュヴァンシュタイン城がよく見える。湖畔にも行ってみた。そして、城まで行く馬車を待つ。なんだか今日は混んでて、かなり待たされた。危うくガイドに遅れてしまうところだった。が、ちょうど前の席が2つ空いていたので、ギリギリ乗ることができた。馬のおけつがよく見えるところ。馬は前回同様おならしてた。城に着き、ガイドが始まる。オーディオガイドとはいえ、団体で見学。それぞれ違う言語のオーディオを聴きながら。改めて、この王様(ルートヴィヒ2世、もしくは白鳥王)のマニアぶりに感心する。水道の蛇口まで白鳥の形をしている。見学が一段落したところで、城のCafeでケーキを食べる。そして、さらに城の全体像を眺められるマリーエン橋まで行く。ここからの眺めは最高である。
城を満喫したところで、下山。帰りは徒歩で。天気が怪しい。とりあえず、バス乗り場まで行く。そして、Oberammergau(オーバーアマガウ)行きのバスに乗り込む。すると、またもや夕立。今回も危機一髪であった。豪雨にもかかわらず、バスの運ちゃんはとばす。たまにスリップ。乗客のおばちゃん(最初はおっさんかと思った。)と会話してるし。かなり、ひやひやものだった。気がつくと、乗客はうちらふたりとおばちゃんだけになっていた。バスがWieskirche(ヴィース教会)で停車したときに、「5分止まっててあげるから教会見てきていいよ。」とバスの運ちゃん。まるで、貸切観光バス。うっかり、世界遺産の教会を見ることができてしまった。とっても豪華だった。再びバスに戻るが、ここからの乗客もいないようだ。うちらがドイツ語が分かるということに気づいたおばちゃんは、「前においで。」と。そして、運ちゃんのひやひや運転はつづく。途中でバス止めて、通りかかった地元の知り合いと話し始めた。もう、なんでもありらしい。Oberammergauの近くになると、道端に雪がまだ残っている。寒いんだろうか。おばちゃんは嬉しそうに、「ここにも、あそこにも。」を指差して教えてくれた。
そんな貸切観光バスツアーをしながら、ようやく終点Oberammergauに到着。とりあえず、ユースへ向かう。少し迷ったが、なんとかユースに到着。なかなか素敵なところ。家族連れが来た。さすが、ドイツ人。家族でユース。
荷物を置いて、いざ観光。Oberammergauのみどころは、家の壁に描かれたフレスコ画。グリム童話の場面が描かれた家がある。ヘンゼルとグレーテル、7匹の子やぎ、赤ずきんちゃんなど。それらをカメラに収め、ほぼ観光終了。ちなみにこの町は、10年に一度町民5000人総出で行われる「キリスト受難劇」でも有名である。とりあえず、町をひとまわりし、レストラン探し。Spagelとバイエルン料理が食べれそうな店に入る。なかなか感じがいい。Spagelを2人で1つ頼んだら、ちゃんと二皿に分けてくれた。ドイツではありえないサービスである。朝からろくなものを食べてなかった二人は、かなりガツガツ食べた。メインは豚肉とザウアークラウトとじゃがいもという、かなりこてこてドイツ料理。かなりの量あったが、2人ともきれいにたいらげた。そして、門限の22時ぎりぎりにユースに帰る。と、アメリカ人2人が同じ部屋に入ってきた。どうやら、姉妹らしい。彼女達もドイツの大学で勉強しているらしく、姉妹同士でも一生懸命ドイツ語で会話してた。アメリカ人ドイツ語で。姉(だと思われる)の方は結構おしゃべりで、ひたすら喋ってた。基本的にアメリカ人はお喋りなのかも。 次の日へ
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