度々旅
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なんだか、ハードで壊れた1週間を過ごしていたような気がする。月、火と先週末の余韻に浸りながら過ごす。水曜日に会社の人に呑みに連れて行かれ、銀座の大人の世界を知る。あたしの憧れの世界はあまりにも素敵で、そこにいる人にまるで新聞記者が取材するかのように質問しまくる。その受け答えにますます尊敬のまなざしをあたしは向ける。帰ってきてゲロ吐いて同居人に迷惑かけてる自分を冷たい目で見ながら、到底足元にも及ばないなぁと思う。彼女達は女性の中の女性だ。 木曜日は、二日酔いなんだか、夜の蝶があたしの周りをまだ飛んでいるんだか、一日中ふらふわした状態で過ごす。昼休み、近くの公園のベンチで風を受けながら、生きているなぁなんて思う。朝まで呑んで授業に出て、その後大学の林の中で一服しながら、宇宙と同化したような気分で心地良いのと同じ感覚で嬉しくなる。昨日蝶々と戯れてた上司がコーヒーを飲んでいるのを見て、あたしもコーヒーが飲みたくなり、会社帰りに謎の喫茶店に入る。適当に好みを伝えて出てきたモノは、インディアンモンスーン。その瞬間、あたしったら絶好調すぎると怖くなる。 金曜日、大学の恩師と再び呑む。先生は私服で現れ、私は気づかずに素通りする。先生、さわやかすぎます。他の人も交え結局1時近くまで飲む。ああ、また帰れない。場所を変えコーヒーを飲み、だらだら時間を過ごし、場所を変えまただらだら過ごし、あたしったら壊れてるなぁーとぼやく。朝6時、最近お決まりの胃痛に悩まされ、日常を思い出し、タナトフォビアのことをカミングアウトし、インドに帰りたいとわけのわからないことを言い出す。 痛い頭を抱えながら朝帰ってきて、歯医者へ行き、衛生士に歯を磨かれなたら気持ちよくて寝てしまう。同居人と父親と3人と歯医者へ行くという奇妙な図は2ヶ月近く続いているが、やっと私は卒業。あとは仲良く二人で通ってくれ。 父親の呑みの誘いをお断りし、昼ごろ帰ってきて、たくさん寝て日曜朝方起きて、あれ今日も休み?あたしの休みはいつまで続くんだと変な気持ちになる。どうやらあたしは今週働いていた感覚が無いようだ。メールを見ると昨日の朝まで一緒にいた人間から心配メールが入ってた。なんだか少しだけ優越感に浸りながら再び少し眠りについて今。爽やかだ。 壊れたときに、最後に引っ張りあげてもらう人にはまだ連絡をとりたくない。だからもう少しこの状態であたしはいたいようだ。たまにはそんなこともあるさと、ベランダのトマトを食べ、甘美な味とはこの味のことを言うのかなどと思う。壊れてるあたしに離婚だ離婚と騒ぐ同居人。あたしはあんたと結婚してないよとぼやく。つか、あたしが寝ている間にきれいな体になって戻ってきたパソコンに、ウィルスみたいなもんを入れて反撃をするなよ。
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