度々旅
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朝、宅急便が来た。半分寝ながらドアを開く。受け取って、またすぐに眠ってしまった。一晩中、部屋で友人と話しこんでいた。まだまだ眠かったのだ。
昼に起きて、届いた荷物を開ける。それはまるで宝物箱のようであった。次々といろいろな食べ物が出てくる。ラスク、ビスケット、パスタ、パスタソース、ジャム、チーズ、ツナ缶、ぬれ煎餅、佃煮、黒金平糖・・・。母からの荷物だった。本当に宝箱のようで、母が私のことを思い、いろいろ買って送ってくれたと思うと、涙が出てきた。電車で2時間くらいで帰れる距離ではあるのだが、なにぶん、家庭の事情で実感は心地良くはない。忙しいのを理由にして、なかなか帰っていない。以前は、毎週帰っていたのだが。。。
離れて住んで、母は本当に私を大切にしてくれているということを、昔より感じることができるようになった。そして、母が人のことを本当に思うことができる人間だということもわかってきた。自分の母を誇りに思っている。
夕方、にゃんこに会いに行こうと友人のアパートへ行った。友人は不在ということは知っていたので、自分でいろいろ猫へのお土産を用意して行ってみた。が・・・いなかった。残念。
せっかくなので、いつも気になっていた小道を入ってみる。ずっと上っていくと、視界が広がった。よく見てみると、いつも自分が歩いている道が遠くに見える。同じ風景を、はさんで二つの道が走っていたのだ。いつもと違う方角から見る風景は、はじめて見たような、不思議な風景だった。
をずんずん歩くと
こんなものが見えて、
へ到着したのでした。
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