空気がなければ飛ぶという行為すらできなくなるのを忘れて「空気抵抗がなければもっと飛べる」と願う鳥の比喩_________________________以下、「純粋理性批判」第二版の序論より。 「軽快な鳩は、自由に空気中を飛び回って空気の抵抗を感じるので、真空の中ではもっとずっとうまく飛べると考えるかもしれない。しかしもし空気がなければ、うまく飛べるどころかそもそも飛ぶこと自体が不可能になるであろう」