かつて・・・いちどは手離した人間関係を ひとり、ふたり、とたぐりよせた
後輩は相変わらず無邪気に慕ってくれて 女友だちは会った途端に昔にもどって笑いあって 男友だちは本能的でも衝動的でもなく優しかった
かすみかけた存在を思い出して 東京にいないことを伝えると ゆっくりしておいで、と以前のように穏やかになった男が言った
彼は・・・淋しがりやでかまってほしい人 その心の弱さにつけ入った、そんな関係も
手離してはたぐりよせ 手もとに引きよせてはまた離すことの その繰り返し・・・
哀しいけれど、、、
人との関係はすべて この繰り返し、だと、そうおもう・・・・
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