「幸せ」を拒ばむ男友だちは・・・ 2003年10月21日(火) |
甘美な哀愁を漂わせている男友だちが、夏にふと漏らした言葉。
「ぼくも、当事者になるかもしれないじゃないか」
「え?」
わたしは耳を疑った。 男が結婚について当事者なんて意識あるんだろうかと・・・
「え? そんなことに興味あったの?」
なにか間違いがあったんだろうか・・・? 冗談でさえ結婚なんてこと、これっぽちも頭にない人種だと思っていた。
でもこれもまた、間違いだったみたい。 世捨て人のような生活を止め、人生をやり直すのかと思っていたけど
最近話していて感じるのは、 この人はやっぱり
どこまでも孤独というか 異性を拒否しているというか、将来の「幸せ」を拒否している。
彼は、この世に存在しない彼女を思いやって 過去に生きて、未来に生きることはしない。
だから、自分だけ幸せになることはしないだろう。 たぶん一生涯。
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