最初からこんな風だったのではない。
わたしが冷めた考え方をするきっかけは、 もちろんあるのだ。
泡のように消えた記憶だけど 今改めて思い出すと、クスクス、って笑ってしまう・・・
最初の一撃は、16才。 クラス替えで、隣の席になった女の子。 この子が原因ではない。
ややこしいけど、 彼女のお兄さんと同棲中の「相手」の話から始まった話が 微妙に、びみょ〜に、わたしの人格形成に影響した。
隣席同士で仲良くなって、家族の話なんかするようになって 彼女にはお兄さんがいるらしいことがわかった。
しかも予備校の講師だというから、受験に備えるわたしには 非常に魅力的な異性に写ったのは言うまでもない。
もうね、そんなお兄さんがいて羨ましさ半分、憧れ半分で 話を聞いていたと思う。
それでもって どうも「相手」というのは、金髪の外人らしい。
16才の女の子にとって、 外人と同棲する、予備校講師の兄を持つ彼女の話はものすごく興味深々。
すごく愛し合っていて、結婚はしてないけど 印鑑までつくって、愛の証(あかし)にしたらしい。
でもね、いろいろ聞いていくと・・・ どうも普通じゃない生活みたいだ。
男女の役割が、1週間交代だっていうの・・・ どういうことかな?! 料理を交代で作るんだろうか?
役割?!って?
|