ゲンジツカン
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なるべく自分の感情を抜きにして考えようとする。 それである程度までは、気持ちを楽にすることができる。 「そう、心を痛めるようなことじゃないんだ」 そこで止められればいいのだが、大抵はそのままどんどん考えていってしまう。 自分で考えているというよりは流れを止められなくなってしまうのだ。 自分自身が流されていってしまうのだから、仕方がない。 仕方がない・・・ あるところから、気づくと自分の意思がなくなっている。 誰か、知らない人のことでも考えている気持ちになっているのだ。 基本的に私は他人が何をしようと、その人の考えなのだから、と自分の感情を表に出すことを避ける。 そのクセが出てしまうのだろう・・・ 自分を客観的に見ようとするあまり、自分を完全に他人化し、感情が失われる。 自分のことを考えていたはずなのに、そこに自分の意思が無くなる。 分からなくなる。 「本当に、これでいいのだろうか」 疑問を抱くということは、私の何所かがSOSを出しているということなのかもしれない。
ミル
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