DATE/oyamada linco

 

広島GIG… - 2002年05月12日(日)

お土産を買い終わったわたしは荷物をあずけて軽装になって、いざナミキジャンクションへ路面電車に乗って出発した。路面電車は乗ってる分には普通だった。きっと、走っているところを端で見てた方が面白かっただろうと思う。コインロッカーの鍵を意識しながら会場へ。会場10分前ほどで到着すると、そこかしこにキッシーズとおぼしき人々がたむろしている。まだ、そう緊張はしない。緊張は入場してからだった。
「ああ、狭い!」
つめこんで300人ほどのライブハウスで、「床が抜けたことがある」「暑いので出演者からも客からも不評」などと噂を聞いていたが、クーラーの効きすぎで体が冷えそうなくらいだった。朝ごはんのときにお茶を一杯いただいたが、それ以降水気を控えて正解だった。あんまり楽しい事があるとすぐお腹をこわす小山田の、It's 自己管理です。
そして一人きり…。会場前のこの1hourどうするかと考えていたけれど、お隣の方と楽しく御歓談してしまった。彼女は松ファン。あれやこれやと氣志團以外の話にも花がさき、たいへん有意義でありました。またお会いしたい。そこそこ前の席に陣取らせていただいたのだが、周りがGIGの常連さんっといった風情をかもしだしており、溶け込みにくかった(ので溶け込まなかった)。開演前、マネージャー・明星真由美さんが、ペットボトルの水をあちこちの場所に置いてまわるのを見て、「ああ、裏方の人だ」と再認識してしまった。あんなに華のある殺陣をする人なのにね。こりゃあ、相当いい景色を氣志團ちゃんは明星マネに見せてあげてるのだろうな。その後ふたたび明星さんが現れて、今度は冷えたビールを持ってきた。そして冷えたビールが温まないほどの時間が過ぎた後、遂に始まる。

ここあたりから、なにかわからないが、どこのかわからないが、わたしの内部で線が切れる。客電が落ち、BE MY BABYの後、「房総スカイラインファントム」が流れると、生理2日前のじれったい感覚が妙に刺激されて、「…なんだよコレ」と自分にひいてしまった。翔ヤンのファンがどこかしら肉食獣的な欲望をもっているように感じていたのだが、身をもってそれを感じてしまい、実に恥ずかしい。GIGはDATEだっつっても、これは手をつないで遊園地、といったようなDATEではないのだ。
メンバーがそこにいる、というだけでここまでテンションがあがるのは、ライブならではの現象だろう。演劇ならストーリーの盛り上がりにテンションが制御されるけれど、生の音楽はそれがない。いきなり頂点へ引きずり上げられるから、乗り遅れるとひとりぼっちになってしまうが、上手く波長が合うとこれほど気持ちのいいものもない。わたしはバカらしいほど團長ばかり見ていたが、ああ、見飽きないね! 團長カッコいいもん!!! わたしは思ったよ、團長は眺めるもんじゃねえ、食い入るように見上げるもんだってな!!!!! …團長マニアの戯言っス。
しかし、「房総スカイラインファントム」について、もうちょっと語っていいだろうか。この曲ってなんでこんなに煽られる? 「始まる」ということをあますことなく表現している楽曲であることにいつも感動してしまう。「ここから別世界な。着いてくるよな?」と云われている気がする(ゴメンやっぱ團長の声で想像している)。新感線におけるディフェンダーに匹敵する(分からない人ゴメン)グレートな曲だぜ、全く。そしてこの曲で痺れる度に、「あんな雰囲気のランマちゃんがこれ作曲したってことが面白いぜ!」と思うわけですな。氣志團メンバーのシャウトって、肌がざわざわしちゃうんですが、この曲のときはそれを更に感じる。今もアルバムでこの曲を繰り返しながらコレを書いてます。團長の声って、たまんないよ! 歌はやっぱり声だ! この声聞きに会場行ってんだよ! それから最初にいっとくけど、勘弁してくださいよ、セットリストなんて覚えてないっスよ!!! じゃあどう書くんだ、という問題なんですが、つらつらなんとなく書くので、よろしければでいいので読んで下さい。まだまだ続きます。

っつーことで、順番無視して曲の感想書きますな。GIGで好きな曲っていったら、やっぱ「雷電」ですか!! ですよね?! 2トップのダンスに見とれつつ、音に体をゆだねきる気持ち良さったらないです。氣志團の楽曲中、1・2を争うダンスのハードさ。もちろん客席で振り付けを真似出来るタイプのものではないゆえに、もうぽーっとなって見とれます。「だ、團長! し、しかるちゃん! LOVEだ!!」と。わたしはどうにも團長ファンなので、特にガンガンに踊っているとき光ちゃんをしっかり観れないときが多いんですが、ひかるちゃんのダンスのキレって、半端じゃないっスよね。團長が「あいよ、ほらよっ」って感じだとすると、ひかるちゃんは「とうりゃあ! せいやあ!」ってくらいに違う。特にひかるちゃんは「指先大事!(by 及川光博)」って感じがする、非常に。團長は歌もやらないといけないですが、片や踊りとシャウト専門早乙女“ライトニング”光ですから♪ そうそう、ダンスマスターが舞台で表情onlyで演技するときが好きです。可愛らしくてごはんをおごりたくなります。もちとか。

んで、びっくりしたのが「湾岸夜想曲 ルシファーズハンマー'94」。わたしにとってはライブ初お目見えです。いやあ、最初に買ったグッズが「氣志團現象1 さよならの果実達」なんですよね、わたし。このビデオ、何回観ただろうか。ルシファーだけは結構振り付け覚えようとしてたんスよ。だから、成果が発揮出来てかなり嬉しかった! これからGIGのラインナップに入ってくるのでしょうか! 楽しみだなあ…。ルシファーかっちょいい。PVの團長のゼントに殴られたようなショックを受けたのも、もう半年も前のことか。

…じゃ、次の曲行きます。「涙BOY 涙GIRL」。CDで聴いたときは、コレ、GIGでどうすんだろうと思ったものです。あの揺らいでいる團長のVo.にいろんな意味でドキドキしてたんですけど。実際、生で聴いてどうですか、と問われたら、「好きですね!」と答えるしかないHell,yeah!! な結果に。だって可愛らしーんだよに。團長→ピンク/ひかるちゃん→青の超特大ポンポンを両手に、う・た・う、お・ど・る。インカムつけた團長に萌えたり、コードに引っ掛かったポンポンを途中で放り投げちゃうセロニーにはらはらしたり、いや小山田も結構大忙しでした。ポンポンを持って踊る振り付けが可愛くって、気に入ってしまいましたよ。團長の笑顔満開に客席もなごむ(なごんだとわたしは思うのだった)。

そして、前回のボンタン狩りツアーのときにも聴いて、不思議に印象深かった「朝焼けBANZAI」。これは、ひかるちゃんが指揮を取り、團長までがギターを手にするインスト。指揮のひかるちゃんが指揮棒をネタにドリフみたいなミニコント(天井に引っ掛かって短くなったり、便所掃除のきゅっぽんになったり、実にベタであった)を軽く流して、演奏に。これは小山田も、ちらっと團長他メンバーを見たりもしましたが、ほぼ、ひかるちゃんをメインに観賞させていただきました。ひかるちゃん、素敵だったっス。それにしても広島は、ナミキジャンクションは天井低かったなあ! 

ところで、この広島GIGで團長が何を云っていたかと思い出してみる。

「(こんな危険な)俺達を止めてよ! とめてよ! 今晩泊めてよ! みんなの今日の晩ごはん何? ヨネスケが来るっていっといて。でっかいしゃもじ買って行くから!」
(股間を見つめているらしい最前列の客に向かって)「でかくてごめん。嫌味で」
…コレくらいしか覚えて無い! いつもだ、いつもなんだ、團長のMCは、ほんとに綺麗に忘れてしまう。あんなにいろいろ云ってたのに。笑ったのに。そこがまたいいのかなあ。もったいないなあ〜。
あ、そうそう、「近所の電柱の影に見知らぬ男がいたら、それは俺達さ」とも云ってたけど、もしいたら、部屋に招き入れちゃうよね全くね! それで前々から夢だった、「團長と茶話会」をするんだ。しまいこんだ、なつかCDを取り出してお話してもらおうっと。

さてさて。最後はEDです。いやあ、もう、楽しかったんだよ!
一旦氣志團ちゃん達がはけてからのアンコール。前回のボンタン狩りツアーでは、全員白ランを着用してきて、開口一番・團長は「何にも用意してないよ〜」と“予想もしていなかったアンコールに戸惑いつつも登場”してきた。わたしは白ランなんてTVでしか観た事がなかった(いったい何で観たかは分からない)んで、ほんとにびっくりした。だいたい、白ランが6着って凄いよね。今回のツアーでは途中で團長が赤ラン、ひかるちゃんが青ランにお色直ししたけど、あの全員白ランも良かったので、また観たいなあ。紅白に出たら絶対白ランだろう!!! …と予想はしているんですけど。真っ白の新調した学ランに、團長の赤の腕章が輝かんばかり! という出で立ちを期待している小山田です。ありえるよね。
さ、七日間戦争の感想に戻ろう。木更津キャッツアイのOPのテーマが流れ、キャッツマニアでもあるわたしは思わず、「この音源くれ!」と内心唸った。なんて心踊るテーマ曲だろう。それに合わせてステージに現れたのは、北条司のキャッツアイに出て来るようなレオタードというか全身カラータイツというか…に身を包んだ氣志團ちゃん達。だいたい、レオタードが6着って凄いよね。全部色が違うし。トミーちゃんのなんてかなりラージだし。みんな股間に何かつめてるし。その部分は全員ラージだった。みえっぱりな。
そして歌い出したのは、木更津キャッツアイでぶっさん・マスター・バンビ・アニ・うっちーの5人が組んだバンド「木更津キャッツアイ」の「木更津キャッツアイのテーマ」だった。いや正しくは「木更津機械犬(きさらづめかどっぐ)のテーマ」。歌詞は殆ど同じで、「きーさーらーづー(にゃーにゃーにゃー…)」が、「きーさーらーづー(わんわんわんわん…)」になるだけ。しかし、ほんとに木更津に縁深い人が歌っているのかと思うと妙に愉快だった。團長inレオタードは、ぶっさんみたいに挨拶してたので、わたしは「じゃあひかるちゃんがバンビで、二人が歌うのかなー」と思ってましたがそれはなかった。…自分の発言ながら、「ひかるちゃんがバンビ(桜井翔)」ってすごいフレーズ…。ふたりとも可愛いですが、種類が違うにゃー。
曲が終わると、全員が1列に並んで、左右&中央のお客に礼をするわけですが、その途中で、唐突な銃声が! すると、ゆっきこと白鳥雪之丞くんが胸を押さえて倒れた! ♪ちゃらら〜(↑)ちゃらら〜(↓)♪という仁義なき戦いでお馴染みのあのフレーズが。いやあ、コントの始まりだよ! と、小山田はわくわく!!! コントだいすき!!!

ああ、まだ、つづく…。



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●氣志團現象最終章LAST SONG大阪公演2Days感想&氣志團現象総括……長いので、覚悟して読んで下さい。

☆井川がたくさん活躍しますように。

●テキスト
●氣志團現象最終章LAST SONG in 東京ドーム のまとめ。
……少しつけたしたりしています。

●「氣志團のバックダンサーについてちょっと考えてみた。」

忘れ去られた座談会企画の焼き直し。あまりに古いので、話題の鮮度が低くてお見苦しいやも。

なにか意見、感想があれば、気軽によろしくお願いします。


★ここは氣志團総合プロデューサー・綾小路“セロニアス”翔をリスペクトしていたサイトです。

INDEX(LINK&占い以外工事中)
◎GIGレポート…今までのレポート。しかし未完のものもあり。とりあえず、前回のツアーの対談はこちら

◎木更津 in DEEP…氣志團に関する様々な文章、座談会企画など。

めくってがっかり★ゆっき占い…つまり氣志團点取り占い。ネタはかなり古い。リニューアルに向け、刷新する予定。

おやまだアンテナ…そんなアンテナ。

◎LINK …とりあえず、以下の通り。
 

氣志團公式サイト
Sony Music Artiss:氣志團
東芝EMI


★氣志團の小説はありませんが、それなりにマニアックな傾向があります。これからいろいろ補完していきますので、よろしく。それにしても「氣志團の小説」というワードにひっかかってやってくる人多すぎる。いや、ランマ事件以降、ほんっとに多いんですけど。私、書きませんからね。ドリーム小説とか、冗談やめてよう。

☆知らない間にUFOが美味しくなっていました。その他、いろんなカップやきそばを試していますが、総じてみなうまいです。ソース系はUFO以外はあまり意味ないですが、塩系は新しいのを発掘するのが非常に楽しいです。外れがほとんどない!

★たまに氣志團の話をしないときもありますが、実は結構しています。というか最近はしすぎです。しすぎ、しすぎ。

☆そういえば、世界が100人の村だったら、ってあったなあ。いや、ほんとにあったなあ〜。

★このサイトは、since2002/4/26〜です。まだまだやる予定なので、ひきつづきよろしくしてください。

☆微妙って言葉、ほんと大嫌いだ。

★ところで、このサイトには載っていない、2001年の12/24のイベントのレポが、Hello,Helloというサイトにあります。コレもよければ読んでみて頂戴。

☆サイトの企画はちょこちょこ考えてはいるものの、なかなか実現化しないなあ…。もう夏ですよね。盛夏ですよね。というか、晩夏ですね………。っていうか、秋じゃん!とかいってたら、もう冬のよそおい。冬真っ最中。とか云ってたら春!春来た! 年とるはずですよ。初夏の前になって、ようやく新コンテンツきた。盛夏きました。でもあんまり暑くないよう。そのかわり残暑がきびしいようです。とかいってたら、秋がすぎ、冬もすぎ、春めいていますよ!といってたら真夏のような6月の一日があり、梅雨だってもうすぐそこです。洗濯物が辛いね。なにが辛いってこの凄まじい暑さですね。でもそれももうそろそろですよ。秋、秋が来る。早く来て!来た来た、そして過ぎた。もう冬らしいが、厳しい冷え込みと無縁。大阪に限らず暖冬モードだ。早起きの身には助かるよ。しかし大晦日から寒くなっちゃった。まいるね。2月もしょっぱなから寒波、寒波でえらいことです。なーんて更新を怠っている内に、もう初夏。そして入梅。入梅ですって、今はもう盛夏も晩夏も初秋も秋真っ盛りも過ぎ、明らかに冬です。更新を怠るとこういう無様なことになります。さむっ。それにしても今年は絶対厳冬ですよ。