フ チ な し 



8月の第一日目。

2004年07月31日(土)

明日は護国寺で出版社内にある本屋でアルバイト。

彼氏さんも明日から忙しくなる。

だから 今日だけは 学生のような休日を過ごそうと思い

ボーリングに誘った。

考えてみれば この人と ボーリングを共にした前回は

長袖を着ていた(たぶん春先?)


つまり ソレくらい長い間 してなかった。

けれど スコアは 思ったよりも出て 個人的に妙に安心した。

ボーリングの後は近くのゲームセンターの上にある

ビリヤード場に併設されたダーツゲームをした

昼間だというのに 薄暗がりに ブラックライトが光る

なんだか 卑猥な店で でも店員は 普通のコンビニにもいるようなふうだった


はじめて ダーツをするという 彼氏さんに少しだけ ウンチクをたれながら

時間を過ごす成績は あまりよくなかった 集中力がないのか?

午前中に 遊んで昼には 地元に戻り

駅の構内で買った「舟和の芋ようかん」を

二人で ほおばった。


夕方 家に帰るとき いつものように 彼が送る。

なんともいえない 息苦しい気持ちは 明日からの忙しさなのか

よくわからなかったけど 彼にしてみれば なんだか 鬱っぽいとのこと。

働くのは お互い様だけど 私は一日だけの短期バイトですから。

なんてこと ないのにね。

自宅にもどり 玄関に上がると両親は寝室で 眠っていた。

母親と 夏に北海道へ行くときの航空券を 近くのコンビニへ

支払いに行く約束をしていたけれど 19時を過ぎてもいっこうに

動こうとしない ので 諦めることにした。 

また 明日でも いい。


姉貴から 借りた本を 眠りから 醒める母を待つ為に読む。

宮部みゆき の 時代物。

いまに なってわかったことだけど

時代物はディズニー映画のような 安心感がある。

ハッピーエンドが用意されているからだ。

「ハッピーエンドの映画にしよう」と前にレンタルショップで 

云われたことがある。 そのとき私はヒューマンドラマを見たかったけれど

いまの私は最後に散々な目にあう主人公や絶望しから残らないような

そんな映画や小説を読んだり 見たりするエネルギーはないらしい。

どうも 趣向が変わってきてるようだ。でも趣向なんて

そのうちまた変わるから 別に不安はない。

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