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◆ 2002年11月13日(水)
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偏見というフィルター
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わかってはいるけど、人間長くやっていると 情報と経験が偏見を呼び、 そのフィルターは分厚くなる一方で。 反省することしきりなのだが。
子供をちゃりんこに積み、走っているときである。 とある踏切でひっかかり、止まった位置が ちょうど若い茶髪の高校生男女の真ん中に割り込む形になってしまった。
「あら、おじゃまかしらん。」と思いながらも、 わざわざ移動するのもなんだから、 そのまま電車が通過するのを待っていた。
踏切が開き、3台のちゃりんこが一斉スタートしたわけだが、 最初に男の子、そして私、その後を女の子が追いかけるような そんな形になったときである。
うちのガキンチョ様が、「でんちゃ、ばいばーい!」と 手を振ったのだ。
それを女の子が聞き間違えたらしく、男の子に向かって 「ほら!子供があんたにバイバイ言ってるよ!」と声を掛けたのである。
「ええ?」と彼は振り向き 「バイバーイ!」と手を振り返してくれた。 うちの子も「バイバーイ」と手を振り返す。
いつの間にか私を追い抜いて彼の横につけていた女の子も 同じようにバイバーイと手を振ってくれる。
「バイバーイ」 「ばいばーい」 「またねー」 「さよならー」 「バイバーイ」
ズボンはダボダボ。 髪は茶髪というより金髪、 ヒッピー風というか悪ガキ風というか。
横につけたとき、思わずヤダナーと思った自分を反省する瞬間。
気づかなかった男の子に勘違いとは言え、 わざわざ声を掛けてくれた女の子の優しさに、 小さくゴメン、そしてありがとう。
そう心でつぶやいた一日でした。
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