++ Wasabia ♧ japonica ++

平凡で退屈な日常の中にこそ、目を向けたい一瞬がある。
大事なことは、いつもその中にしかないのだから。

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◆ 2002年09月09日(月)
自分と他人の価値観は違って当たり前
私はどうやら人からは社交的で悩まない人と思われているらしく、
どうも相談事や愚痴を話しにくい。

友達に話をするときは、だいたいが決断後。

一度目の結婚の時も、また離婚も。
そして二度目の再婚も、事後報告。

恋愛中もあまり人には話はしない。
仕事の悩みも人付き合いに関しても、
一人で悩んで鬱積することが多い。


人間には表向きの顔、内向きの顔があって、
「本当の私」ってのは又別に存在するわけで。
それを両方出せる人は羨ましい。

素の自分を表現できるのは、最大のストレスの回避に
なうのだろうから。


が、大部分の人はやはり
「違う自分」を隠し持って生きてるいるんだろう。

みなどんな方法でその別人格の自分と向き合うのだろう。



この間、学生の頃の友人4人で飲みに行ったのだが、
私の今までの生き方を散々批判された。
友人に全て話すわけでもないので誤解されたみたいだ。

学生の頃の価値観と、社会人になって、そして家庭人となって、
生き方や環境で人の考えや価値観は大きく変わる。

私は私なりにその場その場の最適だと思える道を選択して
生きているつもりなのだけど。


批判の対象は離婚、次の恋人、
そして別の人との再婚へのステップの短さ。

どうやら他人から見た私の決断は何も考えずに
その場の行き当たりばったりな感情で全て選択しているように
見えたのだろう。

確かに結婚、離婚は人生の中では大きな変動ではあるけど、
長い期間悩むことが最良な結果が得られるわけではないように
私は思うのだ。


前の結婚時、友達と会うときにはいつもにこやかにしていたので、
幸せな結婚生活を送っていると誰しも思っていたようで、
離婚の話が出たときは、かなりのショックを与えたらしい。

「あんなに仲が良かったのに」と誰からも言われた。


離婚理由も一端だけ話したけども、当時結婚すらしていない
人には誰にも不明瞭に思えたらしく、

「そんなことで?」と不思議そうに顔を見合す人が大半。
あの頃は、私自身、感情が大きくて上手く説明できなかった
こともあったのだろう。

家の間取りが悪くて、コミニケーションが取れない

などと言っていたので、
確かに「そんなことで」という反応は正しいのだけど(^^;




もちろん批判されて凹んでいるわけではないのだけど、
ただ「いろいろあったんだよ」で、察してもらえない
このいかんしがたい感情は多少もてあまし気味。

理解してもらいたいと思っているわけではないのだけど、
「自分には理解できないこともある」という
そういった受け取り方の幅を大きさを、ほんの少し、
友人達には持ってもらいたいとか思うのだ、贅沢な思いだけど。


逆を返せばそれは私自身、
誰かの話を聞くときは
自分が経験してきたことで培った価値観や偏見を
捨て去らなきゃいけないってことを学んでもいることになるのだ。

どこまでその人の価値観に迫れるか、で
自分の視野がどれくらいのものかわかるけども。



それを考えると、まだまだ子供なんだと痛感する。(苦笑)
人に要求する前に、まずは自分だな。
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