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◆ 2002年09月07日(土)
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深夜の散歩と慰めてくれる相手と
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家に居ると考えが堂堂巡りで息が詰まる。
ちと嫌なことがあって夜も眠れなくて、 鬱々していたので、深夜の散歩を試みた。
家に居ても、そのまま朝を迎えるだけ。 しかも答えの出ない問題を、悩んでいても時間の無駄。
なれば気分転換してさくっと眠って、体調を万全に 整える方がよっぽど有意義だ。
なので深夜の散歩。 子供抜きで一人で歩くのはまた気分が変わる。 深夜に出歩くのは独身以来だ。
それでも気分が気分なので人には会いたくない。 深夜といってもここはそこそこ人の行き来があるので 人の居ない方へ居ない方へ。
ベストポイントが見つかる。 JRの線路沿いでマンションの裏側。 だぁれも通らない。
で、ふと淋しくなる。
我がままかもしれない、 なんて思いながらも誰かの声を聞きたくて 携帯を取り出した。
しかし、ね。 友達は沢山居ても深夜に電話をかけられるやつなんて いるわけないんですよ。 何せ結婚しているヤツが殆ど。
グルグルと登録されている友達の名前を廻しても 出るのはため息ばかり。
あぁ、私って結構淋しいヤツなんじゃないか。
なんて思っていると、誰も居ないはずのこの通りで そいつが突然ツラツラと近づいてきて 私の横に座って一声。
「にゃぁ〜ん。」
あらら、この子見たことがある。 前までうちのマンションの下に居座っていた のらねこちゃんではないか。
最近見ないと思っていたらねぐら変えたのね。 なにかあったのかしら。あったんだろうね、いろいろと。
なでてると、のらねこ独特のあの猫臭さと 体毛の汚れが手のひらに。
小一時間くらい猫相手に、気分転換。
そいつは、変に擦り寄るわけでもなく、 ただ私がなでるグルーミングに目をとじてじっと 気持ち良さそうに座ってる。
白のオス猫、薄汚れて体臭もする。 でもがっしりとした風格に、何事にも動じないような その落ち着き。
成せばなるわさ。
そう教えられているような。 癒された一時間でした。
「そろそろ行くわ。」
そういって立ち上がると、そいつは 仕方がないな、いつでもこいや。 そんなこと言っている様なそんな調子で マンションの下まで付き添ってくれました。
どんな状況でも、気持ちの持ちようなんだな要するに。 幸せも然り。
あの猫もノラで上手くやっているではないか。 私にできないこともないさ。
前向きに前向きに。 心穏やかに。
また気分が萎えたら会いに行こう。 私の新しい友達に。 |
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