++ Wasabia ♧ japonica ++

平凡で退屈な日常の中にこそ、目を向けたい一瞬がある。
大事なことは、いつもその中にしかないのだから。

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◆ 2002年05月12日(日)
a sexfriend or...復讐心
セフレと出会う頃には恋人との付き合いも1年ほど経っていた頃で、その頃になると、いい加減こちらから追いかけるのにも疲れてきていた。


何度頼んでも話し合っても、メル友募集は「友達」を募集しているとの一点張り。異性の「友達」と会うことや、旅行に出かけることは引け目を感じることでも悪いことをしていることでもないのだから止める気はないの一点張り。

合コンのセッティングは男友達に頼まれたから。

スキーは友達との毎年恒例の行事だから外せない。
女の子が入っているのは、盛り上がるから。




..........だから。

バレンタインディとかクリスマスに出かけるのは仕方がなくて。

皆が居るときに携帯を鳴らすと、そっけなくてすぐに切りたがる。

彼女が居ると皆に公表しないのは、聞かれていないから話さないだけで。




焼きもちを妬く私が異常なのだとさも言わんばかりだったか。

1ヶ月に一度しか会えない私との約束も、メール友達が会いに来るということで保護にされかけた。


「おまえとはいつでも会えるから」


遠距離恋愛だと言うのに?まさか。



追いかけてもらうこと、してもらうことへの慣れとはここまで相手をぞんざいに扱えると言うような見本市。

好きという気持ちが擦り切れて磨耗していて、ある意味安定はしていた。
メールのやり取りがない事実も、1〜2ヶ月に1回という逢瀬の間隔も、友達を優先されることも「慣れ」てしまい寂しいと思わなくなり、なんとなく丁度いいと思い始めた頃でもあった。









セフレの彼との関係は、彼にとっても私にとってもお互いセカンド。
こういうのを一見「都合のいい関係」というのだろうけども。
私の気持ちはセフレのほうに大きく傾いていたので、正確にはどちらが本命でどちらがキープだったかわからない。


恋人と別れても良いとは思っていた、というより、どうでもよくなっていた。
今までぞんざいに扱われていたけども、ぞんざいな存在とはかくあるものかがよくわかったのは、別れるとか別れないでキープとかどっちでもよくて、自分から「切る」労力すらもったいなく感じる「居ても居なくても良い」という存在。


彼にとってのかつての私。顧みておかしくなる。



もちろん大事にされていなかったから別の男に夢中になったのだと、そんな言い訳をするつもりもなく、よりより関係を築いていてもそうなることは十分にあるのだから。


言うなれば、単純な心変わりなのだろう。


その要因の一つに大事にされていなかったという一つの理由があるだけで、理由はそれだけではなかったと思う。


もしくは、多少の「ザマアミロ」的復讐心が、あったのかもしれない。
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