a days:日常的に迷走中
|
|
ゲーム・アニメ・特撮…バカっぽく夢中!日常から非日常まで、カオスに何でも書いてます。
基本的に毎日書きます。拍手レス等はコメいただいた翌日あたりに…きっとあると思う。
|
|
DiaryINDEX|past|will
|
今日日記。
なーんもやっとらーん。 ちょっと呆然としている日があってもいいだろう? ・・・ いつもぼーっとしてるじゃーん
まあな、そうだけどな。
続き書かなくちゃー♪
ついのべ
シャドウに会うのは都会が多い。 人波を見下ろす摩天楼の上、地下工場の排気口、ハイウェイを支える橋脚の下、いつも騒がしい音に包まれている。
「オレは静かな田舎の方が好きなんだけどな」
人里離れた野山もシャドウは嫌いではない。 だが。
「この星にいては絶対に聞こえない音を、僕は聞いていたから」
お題、音。4/15
-----
物語には必ず終わりがあるように、あなたがこの世界を終わりに導くの? あまたに存在する汚れた世界も美しい世界も、すべて終わらせてしまうというの? 私は守りたいのよ、この世界を、永遠に。
「そんな世界に、何の価値がある」
あなたと私はずっとこの物語を守ってゆくの。 永久の愛こそが世界の価値。
お題、消え行く世界の中。
-----
「じゃあな」
そんな挨拶ひとつで別れられるのは、どこかで必ず会えるという確信があるから。 世界中の街々で、はじめて会ったこの場所で、必ずいつか会えるって。 やっとわかったよ。 過去も未来も今のすべて、離れがたくて手放せない程大切なのは、星の中で俺を見守ってくれるお前がいるからだ。
お題、離れがたくて
またまた書いている、シャドウが陰陽師のネタ話。 その4
その1、その1、その3
「それじゃ、パーティを始めるか!」
保津渓谷を風の弾丸になったソニックが駆け上る。 目覚めた二尾狐が作り上げた結界のからくりは、今宵一晩程度しかもたない。 何としてでも今夜中に決着を、ということだ。 ソニックを追って出ようとした影霧の袂を、二尾狐が遠慮がちに引きとめた。
「あ、あの、影霧、さん。ソニックを信じてください。ソニックの真実の敵を知っても、あなただけは味方でいてください」 「真実の…? 彼は何者なんだ」 「これ以上は申せません。…あ、コスモが、これを」
二尾狐が小さな手にひとすくいの白い花びらを、捕まえている影霧の袂の中に忍ばせた。 先ほど感じた浮き上がるような感覚が僅かに甦る。先よりも強い夜の妖気を秘めている。 ぺこり、普賢象桜と同じように、二尾狐も会釈をする。 それが合図、影霧は生臭い風を吹かせる渓谷の奥へ、高く飛翔した。
「火神!」
印を結び、手刀を放つ。ソニックが撃ち漏らした毒蟲を潰す。もう何体倒したか解らぬほど多い。 影霧の負担を減らすよう、全力で戦っているのは解る。が、これほどの数とは予想していなかった。
「きりがない。ソニック、この蟲どもの親は?」 「蠱主(こしゅ)は兵(つわもの)の鎧師さ。都の富を欲するあまり死しても戦を仕掛けることを忘れられない、ある意味初志貫徹なヤツさ」
厄介過ぎる相手だ。 元々強い鎧を持つ虫に呪いをかけ手下にし、春の陽気が近づけば勝手に蟲は増えてゆく。 それらを倒しに来た陰陽師を先に喰らうべく、諸蠱が黒い群れになって影霧に迫らんとする。
「危ないシャドウ!」 「護炎球!」 「Now, Elemental Wind! Lightning Sonic!!」
渓谷の岩を大きく焼きつくした影霧の炎と、空を飛んで襲いかかろうとしていた蟲を雷を纏ったソニックが撃ち落とす。 ざわり。 空に掛った厚い雲が切れ、真白な月が澄んだ水を流す渓流を照らした。 強い力を使ってしまった影霧が疲労に膝をつく。
「影霧は、ちょっとここで休んでろよ。オレがちょちょいと行って親玉をやっつけてくるからさ」
青い小鬼がへらりと笑う。 しかし、彼とてひとりではどうにもならない相手だと、知らないわけではない。 荒れる呼吸のまま、影霧は小鬼の首に下がる絹糸を掴んで引き寄せる。
「キミが恐れている、キミの中に眠る力を解放する」 「んなっ!? やめろ、そんな力は無くても」 「強い妖に、光ではなく妖のキミを当てるのは、闇の掟に背くことだ。だが、僕はキミに命じる」
何者かが結ぶ絹帯の呪縛を掴まれれば逃げることもできず、ソニックは影霧の描いた呪印をその胸に吸い取る。 途端、変化は始まった。 小さな身体があふれる力に膨れる、腕は太い筋肉に包まれ、薄く張りつく程度だった針毛も流れるほどに伸びる。 土を掻く指先の爪は鋭く尖り、口元から抑えきれない呻りと、こちらも鋭い牙。 小鬼の時には大きすぎた衣が、丁度収まる程の大きな身体に変化した。
化物だ、知らぬ者ならそう言うだろう。 だが、影霧は、野獣と化したソニックに、さらなる闇の真言を与えた。禁呪を重ね、解放された力をさらに増す。
「汝、ソニックに命じる。都に仇なす妖の蠱主を討ちとって参れ」
再び、生温い風が川面を撫で始めた。 雲が動き、月を赤い色に変えてゆく。 満ち始める妖気。 だが、ソニックが放つのは、それを上回る覇気。影霧の足もとに伏してその命を受ける。
「Yes,sir Master!」
ソニックが赤い月に向かって吠えた。
てことで、ぽぽこさんをもう少し満足させるべく、続くよwwww
DiaryINDEX|past|will
|