a days:日常的に迷走中
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ゲーム・アニメ・特撮…バカっぽく夢中!日常から非日常まで、カオスに何でも書いてます。
基本的に毎日書きます。拍手レス等はコメいただいた翌日あたりに…きっとあると思う。
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今日日記。
ねむーい ねむーい ねむーい
チビ2号のインフル休暇が終わり、ようやくガッコー行きました。
昼間ひとりー!うわーい! あそぶぞー! ・・・ って思ったんだけども、晴れていたのでひたすら洗濯女をやってたら全然休めなったorz
なんか、めっさねむいんですが、昨夜↓の小話書いてたからかしら? 続き書かなくちゃ、書かなくちゃ・・・
ねむーい・・・
ちくしょー! ランソニの話を書きたいんだが、いろいろと、いろいろと、詰んでて!wwww
日記連載でもすりゃあ続くか?うーん、メーメーさんも重いから進まなーいうーん
鉛色の空から落ちる氷混じりの滴。 道端に座り込む疲れ切った民に、施してやるものもなく、ただがんばれと無責任な言葉をかけるしかない。
ひゅう
風が鳴いた。 顔を上げれば、わが君。 僕を見下ろし、口元だけで笑う。
「行くぞ、ランスロット。足を止めるな」
一見無慈悲な、けれど、誰よりも国を、民を、騎士を、…僕を、大切にしてくれる。 守りたいと思っているのに、今回もまた守られてしまったな。 先を駆けだす王を追い、僕も剣を構えて走り出す。
…壊れた命で満たされた森へ。
Shrouded Forest
城や農村部に住むこともできない貧しい民が、点々と村を作っていた深い森。 黄泉の騎士団に追われ、キャメロットまで戻ることができるのは幸運な一握りだけで、多くの民が死の植物から出る灰のような胞子に埋もれて腐り落ちた。 国の各地で復興が始まっているが、危険すぎる竜がいるわけでもなかったこの森は随分優先順位が落とされてしまい、このありさま。
「待て。ここからは僕が先に行く」 「わかった。疲れたら替わる」
薄暗い森にキラキラと光るのは蝶の燐粉。吸うと幻覚状態になり、敵と味方を混同してしまう。 意識を集中させ、瞬間移動で青黒い蝶を次々斬り落としながら先へ進む。 王は、道に捨てられている道具箱を叩き壊している。ろくなものが入っていないどころか、ミミックが牙を剥く。 放っておけ、と言うと、帰り道が面倒だろ?と明るい返事。 何故か耳に引っかかる、「帰り道」という言葉。
「集落だな」 「ああ、・・・いるぜ?」
影からどろどろの粘土細工が湧き、目らしいものもないのに赤い矢を飛ばしてくる。ふたりで次々斬り裂いて、塵に還してゆく。 村中溢れかえる黄泉の騎士たち。 斬るごとに悲鳴が頭蓋骨に反響するようだ。
「もう少し早く来るべきだった」 「迷うな、ランスロット。全部斬るんだ」 「これは、村人だ! 民を殺すなど」 「俺がいいと言っている! 俺が罪を負えばいい。この国は俺のものだ。そうだろう!?」
横手から現れる棘の枝を飛んでかわし、その根にカリバーンを突き立てた。王の絶対的な強さは、前のアーサー王をしのぐ。 それは戦の先頭に立ち血を浴びることをいとわない強さ。 そうすることで、後ろのすべてを守ろうとする、強さ。
「あれか」
ボロ小屋を指差す。高い位置に小さな窓がひとつ。教会だったものだ。今は十字架も無い。 取っ手の取れたドアを剣でこじ開け、中に入る。闇の気配は薄い。 祭壇の下で何かが動いた。 子供だ。
「生きて、いたか!」 「う、わあああっ ランスロットさまあ!」
泣き声を上げてしがみついてくる子供を抱きしめる。 ホッと、息をつく。 頭に響く悲鳴が大きくなった。
「どうしてもっとはやくきてくれなかったの!」
王の気配が動いた。 胸の鎧が歪む力に驚く。 刹那、王の剣が子供の胸を突いた。崩れ落ちる小さな体を抱く力が僕にはなかった。
「そうだな。ごめんな。もっとはやく・・・」
子供の目からは黒い闇が溢れていた。
つづく!
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