HERE, NOT SOMEWHERE...Hiroyuki Morikawa

 

 

体験が語る - 2004年10月15日(金)

テレビに出ている芸能人の人とかって(一部のミュージシャンも含む)、
どうして、あんなに偉そうにすらすら、お話できるのでしょうか?
(僕は、そんなにテレビを見る方ではないので、もちろん中には、
 人としてしっかりした素敵な芸能人の方も大勢いらっしゃることでしょう。)

そんな時に、僕が感じるのは、そうした方たちが、一生懸命、
なにか、大きなこと、かっこのよろしいことを口にする場面で、
それらが、本当に人に伝わるのか?ということです。
少なくとも、僕には、どんなに内容がかっこよくても、
「無理しているなぁ」ということだけしか、心には残らないのです。


人のこころに伝えるためにはどうしたらよいか?
僕が考えていることは、自分が体験してきたことや、心の底から感じたこと、
そういうものしか、人のこころには伝わらないのでは?と思うのです。

どれだけ、かっこのよろしい言葉を並べたとしても、
そこに少しの無理があるのであれば、
やはり、「無理している姿」しか、
人には伝わらないのではないかなぁ?

僕は、ミュージシャンである以前に、ひとりの人間として・・・、
という表現は何度も使ってしまっているのであれですが(笑)、
音楽に対しても、普段の生活の中においても、
「自分の等身大で、飾らずに」
ということは、いつの時も大切にしていたいなぁ、と
そんなことを思うのです。


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