くりくり♪

2008年11月28日(金) サウダーデ。

残業後、気力が残っていたのでフィルメックスの韓国映画『木のない山』を観てきました。監督は女性の方で、旦那様(この映画のプロデューサーで監督でもあるアメリカ人の方?)とすごくかわいいお子様がいらしてました。映画は、ジンちゃんとビンちゃんという姉妹がほんとに自然で、まるでドキュメンタリーを観ている様。いじらしくて、健気で、せつなくて、必死で哀しみを耐えている感じがタマらなかったです。全体に淡々とした目線だけどとても温かく見守っている姿勢をカメラのこちら側に感じましたし、哀しいけれど救いもあって、地味だけどとても心に残るステキな作品でした。特別有名な俳優が出ている訳ではないけどこういう良質な作品を作ってしまう韓国映画ってのはやっぱり侮れないなーと思いました。観れて良かったです。(ちなみに審査員特別賞を受賞したそうです。)

少し前に観てココに書いて無かった分も少しだけ。(時系列は前後します。履歴を観てください。)
試写会で『デス・レース』を。タイミングよくちょっと前に昔の方の「ミニミニ大作戦」をDVDで観てたのでカーアクションものでスカっとしたかった私にぴったり☆しかも主役がジェイソンステイサム!ものすごくイイ身体なのにこのものすごいB級っぷりは何なんだろ。全編がかなりツボでとっても面白い映画でした。ステイサムといえば、この前観た『アドレナリン』もかなり面白かったけど、この人の顔って人の良さが滲み出てて何か気になる存在だなぁ〜。『バンクジョブ』も観に行かなくちゃ☆「デスレース」、公開したのでもう1回観に行きたいと思います。この手の映画、実はかなり好きだったりする♪
ご近所でレイトショー『パリ、恋人達の2日間』を。2度目だけどやっぱ超面白い。あのクドさがたまんねー。とにかく、ジュリーデルピーの父母がサイコーです。DVD買いたい。
試写会で『GSワンダーランド』。フレッシュフォーはあんまり出なかったんだけど、映画自体がすごーく面白くて、GSじゃなくてもバンドブームを体験している世代にはすごく「わかるわかるーーー!」っていうエピソードがいっぱい。メジャー会社なんてクソったれーみたいなとこがわかる人にはゲラゲラ笑っちゃうとこがいっぱいだし、何ていっても武田真治の社長っぷりが素晴らしい。あとは大好きな山崎一がやっぱり超絶で、個人的にはあのレッスンのシーンで一番笑いました。

お友達に誘ってもらってマキノノゾミ3部作の1作目「フユヒコ」を。始まった瞬間に眠気が襲い、淡々とした昭和な感じのゆるい普通のお舞台にウトウトしっぱなし…ごめんなさい。てか前方で終始大ウケしてる人が居て、そんなに???って思ったらイマイチ入り込めず逆にサメてしまいました。。。
シアタートラムでお芝居。安部公房の戯曲『友達』。大好きな安部公房なので改めて原作を2回程通して読んで、内容を頭に入れてから観にいきました。男の役をダンサーの小林十市氏が牛のきぐるみを着て演じたのが私にはものすごく違和感。もうちょっと違うタイプが頭に合ったので、何で着ぐるみ?っていうのがよくわかんなかったですが、木野花さんと麿赤兒さんと若松武史さんのベテラン組がとても良かったです。逆に言うとベテランと若手っていう壁はちょっと感じたかも。あと、原作には無い三男役の柄本時生君が何気に存在感を放ってて面白かったです。麿さんを観て素で笑ってる姿が、ダテに父の血を引いてないなーと思いました。天才肌かもー。終わってからのQ&Aで、劇場の方と、演出の岡田利規さんと、劇場監督をやっている野村萬斎さんが登場。中々興味深い話を色々聞けた中、萬斎さんってものすごく品があるのに意外にも毒舌なのが素敵すぎて、少し惚れました・萬斎さんの狂言、観てみたいかもかも♪

そういえば、11/15のライブのことも。KONTAソロは昼と夜の2部構成でした。どちらかしか行っちゃだめってことだったので素直に従って、どっちにするか迷ったあげく、電話の時に「じゃ昼の部で」って口走ってたのでそちらに。KONTAだからどちらも全力投球するとして、昼のが体力あるだろうなぁ〜とか、昼にソロって珍しいよね、っていう貴重さもあったりしたのだけど、結果昼の部で正解でした。番号がとても早かったので、希望の席に座れました。最近空いていればだいたいそこに座るという席。最近の満員キツキツな感じではなく、ゆったり目で空気もあって(笑)居心地満点でした。体調が良くないとのご本人の弁でしたが、そんなことは感じないとてもいいライブでした。前半ガァーーーっとトバしてやってくれたのがとても良かったし、セットリストも好きな曲満載で嬉しかったです。giftがあまりやらない曲だというのは気づかなかったかも。去年の今頃、giftやってっていう客席からの声に、クリスマスの時にみたいなことを言ってたのを思い出して、あれっって1年前じゃん!ってものスゴくびっくりしました。ほんのつい最近のことみたいな気がするんだけど。あーあーソロシリーズもあと1回だ。しかも次は1回公演。チケット取れなかったらどうすんだー?!
で、昼公演だったのをいいことに、夜は別のライブへ行くことに。用賀のエピタフというロックバーで鈴木トオルさんのライブ。エピタフは初だったけど、とってもとっても小さいハコに椅子がいっぱいで人がギュウギュウ。もちろん満員御礼だったんだけど、行ったカイがありました。とてもアットホームで、だけど歌はとても感動的で途中でほろっと泣けてしまいました。なんていい曲ばかりなんでしょ。。。てかLOOKてば最高ですなぁ〜。先日の朝のヒットスタジオ(もちろん予約して観ました!)の話などもあったりしたけど、あのスタジオライブを観てLOOKを思い出して来た方もいたみたい?だし、なんつーかバービーボーイズのスマスマのパターンみたいだよー。思った以上に意外にソロがすごく良かったって感じとか、誠実な歌い手なんだなーとか、ほんとうに歌いたくて歌っている感じとか。音楽的には違うんだけど、心意気の部分でカブるんだよなぁ〜なんか。そんな訳で年末のもイキタカッタんだけど、速攻で売り切れておりました、残念無念!!!

今宵もロンセクスミスでおやすみなさいませ…


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