くりくり♪

2008年05月21日(水) 喉にぺったりついちゃう!

てかまたKONTAかよ
って感じかもですが、KONTA氏が出てるという『タカダワタル的ゼロ』観てきました。『タカダワタル的』はまだ観てないんですけど、高田渡氏のコトもそんなに知りません。フォークだし。ってことで避けてた訳でもないんですけどまさか一緒にやったことがあるとは知りませんでした。MCで言ってくれてホント良かったです。すっかりスルーしそうだったし。
で、音楽的興味がある訳でもないのでたいして期待もせずに挑んだんですけれど、ものすごく良かったんですこんなに人間味溢れた柔らかくて毒のあるオジサマだとは、わっち知らなかったでやんす(←おせん風)
2001年大晦日の東京乾電池@下北沢スズナリの舞台での年越しコンサートの模様が主体で、いせやで呑んでる渡氏は完全に酔っぱらい親父なんだけど、ステージでの自然にそこに居る感じの何とも言えないステキな雰囲気にすっかり掴まれました。とにかくMCが面白すぎる!噺家かってくらいしゃべりが上手すぎる!おもちの話とか、泉谷しげるとのやりとりとか、サイコー!今更だけどサイコーだよ!こんなに面白い方だとは驚きものすごくニコやかに泉谷を見つめる高田渡氏や、困ったおじいちゃんをあやすみたいな柄本明の図も素敵すぎる。
歌もとても良くて、てか、フォークとかそんなジャンル全くカンケーないっていうか、むしろジャマっていうか、高田渡的でした。中でもいちばん良かったのはフランスの詩人だか画家だかの詩の「鎮静剤」という、哀れな女性の歌。「生活の柄」も素晴らしい!泉谷しげるもものすごく良かった。「ガチボーイ」で泉谷しげるに泣かされた私は、この映画でまた何かすごくじわっときて何かわかんないけど泣けて泣けてしかたなかった。
我らがKONTA氏はバックバンドだったので結構ずっとステージに出ててびっくり。ちょっとしか出てないような口ぶりだったので予想外で嬉しかったです。SAXで参加してたのだけどやっぱりあいかわらずかっこいいーただ、何かの曲で渡氏の合図でKONTAのソロがあったのだけど、カメラ切り替わんねーでやんの!次にギターか何かのソロがあった時は替わったのでカメラマンブッコロス!と思いました(笑)
それにしてもむちゃくちゃいい映画でした。ものすごく晴れ晴れした気持ちになりました。若すぎる死だったけど、すごくいい人生だったんじゃないかと思いました、あの笑顔に。
とにかくオススメ。
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