| 2005年05月20日(金) |
all about my destiny |
白石一文「私という運命について」読了。
大好きな白石さんの新作。私は今作が今までの中でも一番好きかも。 タイトルがちょっと微妙な感じなので、もうちょっと抽象的なやつが よかったなぁ...なんてそこだけ不満だけど、あとはものすごくよかった。 白石さんが女性(というか私?)の気持ちをよくわかっててびっくり。 男性が想像する女性の気持ちってことだろうけど、私にとっては正に! みたいな部分がたくさんあって、気軽に共感なんていうのもアレだけど、 すごくわかる部分がたくさんあった。白石さんが女性的なのか、私が ある部分で非常に男性的な思考だったりする部分もあるかもしれないが。 康が亜紀に綴った手紙の章は読みながら涙出た。設定もさることながら、 手紙に託したお互いを思いやるきもちが溢れすぎていて胸がつまる。 思うようにいかない人生を運命だと全て受け入れるまでにはまだまだ 人生修行が足らないけれど、そうして何もかもを受け入れて生きていくのは ある意味で私の理想とするところだが、果たしてそこまでの人になれるか どうかというとなかなか難しい。その前にヘコたれること間違いなしって?
*選べなかった未来、選ばなかった未来はどこにもないのです。未来など何一つ 決まってはいません。しかし、だからこそ一つ一つの選択が運命なのです。
*人と人とのあいだには、きっと取りかえしのつかないことばかり起きるけれど、 それを取り返そうとするのは無理なのだから、取り返そうとなんてしない方が いいんだと私は思います。大切なのは、その悲しい出来事を乗り越えて、 そんな出来事なんかよりもっともっと大きな運命みたいなものを受け入れる ことなんだと思います。
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