『赤い竪琴』津原泰水、読了。
たまたま寄った本屋で、ステキな赤い表紙とタイトルに惹かれて ちょっと読んでみたら良さ気なので購入。そして帰宅後速攻読了。 なんていうか、ついに出会ってしまった…みたいな作品でした。 これだから本屋通いは辞められないんだよねー。本屋で働きたいくらい。
例えば。あらゆる予想を総動員して、なるべく傷つかなくてすむ方法を、 石橋を叩いて叩いて渡らないとういうことですませたい、だけどそれでも 心が動くことはどうしようもなくて、自分の中で完結させてしまう。。。 そんな癖をもつ自分に送られているような。いやぁ参った参った。 まじで涙がこぼれました。一生大事にしたいほんとうにスバラシイ作品です。
「彼は世間知らずな王子のように私の靴を拾い、持ち主は君だねと私に云い、 そしてふたりはいつまでもいつまでも幸せに幸せに幸せに幸せに、なぜ 物語はここで終わらないのか。洋上から日記だけ送りつけられた祖母と、 洋上で行き止まりの情を吐露された私とでは、どちらが虚しかろう。」
|