くりくり♪

2005年02月18日(金) 「赤い竪琴」

『赤い竪琴』津原泰水、読了。

たまたま寄った本屋で、ステキな赤い表紙とタイトルに惹かれて
ちょっと読んでみたら良さ気なので購入。そして帰宅後速攻読了。
なんていうか、ついに出会ってしまった…みたいな作品でした。
これだから本屋通いは辞められないんだよねー。本屋で働きたいくらい。

例えば。あらゆる予想を総動員して、なるべく傷つかなくてすむ方法を、
石橋を叩いて叩いて渡らないとういうことですませたい、だけどそれでも
心が動くことはどうしようもなくて、自分の中で完結させてしまう。。。
そんな癖をもつ自分に送られているような。いやぁ参った参った。
まじで涙がこぼれました。一生大事にしたいほんとうにスバラシイ作品です。



「彼は世間知らずな王子のように私の靴を拾い、持ち主は君だねと私に云い、
 そしてふたりはいつまでもいつまでも幸せに幸せに幸せに幸せに、なぜ
 物語はここで終わらないのか。洋上から日記だけ送りつけられた祖母と、
 洋上で行き止まりの情を吐露された私とでは、どちらが虚しかろう。」


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