un capodoglio d'avorio
先週はあべチャンの出番が少なくてがっかりだったけど、今回はまた、完全にギラついた男の色気が戻ってきてらぶ。希有なヒトだよ、ほんとに。というか、第七話は、色気というよりもダークマターみたいな感じだったけど。
水野美紀も、どかはあんまり好きくないけれど、きょうは良かった。あの、真犯人・田端からぼこぼこに殴られた(メイクをされた)顔は、美しかった。適当に色とかつけるだけに留めておくオプションもあったろうに、しっかりと目、腫れあがって痛々しく顔、くずれてたもんね。TBSエンターテイメントの志を見た気がした。
演出は、うーん、まあ許すって感じかなあ。逆光のシルエットに映える白亜の聖母子像のカットに、モーツァルトのレクイエム・ラクリモーサを流すのは、かなりベタだけど、とにかくまっすぐにやりたいんだろうなー、軽く薄く短く(それはつまりフジのドラマ)に流されずに。でもテーマソングの松たか子の新曲は、どか、けっこう好きかも。松たか子はなにげにいい気がする、いつも。
一気に真犯人なども判明して、あべチャン扮する峰島を中心とする犯行グループもはっきりして。で、来週の予告編では、なんだか峰島と永井が、対決なんぞしちゃったりして。テンポ速いなーと思ったんだけど、まだ、次回で八話目なんだよね。全部で何話なんだろう、これ?
と、考えると、まだメインストーリーに深く関わってないキャラで、それなりの役者がやってたりするのが気になる。例えば、別所哲也がやってる郡司とか、黒川智花がやってる藤堂とか、200万のなぞとか。うーん、展開は気になる。気になるけど、それにのめりこむって感じにはならない。
やっぱりこのドラマでいちばんおもしろいのは、あべチャンの演技、ただその一点につきるんだなあ。
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