un capodoglio d'avorio
2003年07月12日(土) |
'03 Rd.7 NETHERLANDS/Assen (Dutch TT) |
1949年に二輪のワールドチャンピオンシップが始まって以来、 毎年欠かさず使用され続けている、唯一の由緒あるサーキット、 それがオランダ・アッセン the Circuit van Drenthe! ちなみにここだけは「ITALIA GP」みたいく「GP」とは呼ばれず、 「TT」と呼ばれるのも、素敵すぎてまいるよ「DUTCH TT」なのさ (どかが知る限り「TT」を使うのは他にマン島だけかと、渋すぎ)。
アッセンの特徴は、とにかく一周が6kmを越えるロングコースだということ、 さらに、二輪専用のコースであるため路面の状態が良いこと、 そして、ほとんど起伏が無く平坦なコースであること、 また、ランオフエリアの芝生が広く、目に映えて美しいこと、 あと、クネクネコーナーが続くけどそのほとんどが中速か高速コーナーで、 低速コーナーがほとんどないため平均速度は高くなること。 この最後の特徴故に、アッセンではライダーの実力が露わになると言われる。 低速コーナーへのガッツン突っ込みとドッカン加速だけで勝負が決まる、 マシンパワーにものを言わせるサーキットが氾濫する中、 古き良き、そして美しいサーキットなのだ。
しかし・・・いいことばかりでもない。 アッセンにはもう一つ、決して外せない特徴がある。 それは通称「ダッチ・ウェザー」。 晴れていたと思ったらいきなり激しい雨、という不安定な気候はとかく有名。 残念ながら、MOTO-GP決勝直前、ウォーミングラップ中に急に降り出した雨で、 レースはウェットとなる、あああ、やだー。 そしてこのヤな予感は、的中する。
雨男・ジベルナウの大逃げが炸裂。 追いかけるのはビアッジ。 カピロッシやバロスではなく、この2人が雨で速いのは合点がいく。 ライン取りもキレイだし、スロットルワークもデリケートだ。 カピやバロスの豪快さではなくスムースなマシンコントロールが雨で強い。 でも、全然、ドッグファイトも無く、淡々と、 雨粒に濡れて美しく光る芝生の中、鮮やかなカラーリングのマシンが、 ラップを重ねていく・・・。
なんか、イタリアやカタルーニァの混沌と狂乱はどこにいったのだろう?
しかも、帝王・ロッシも不調、目に見えてやる気がないのが分かる。 ここで無理してすっころぶよりも3位で得られるポイントをとるのは、 とてもリーズナブルな判断だとは思うけど。 うん、ロッシは悪くない、悪いのは「ダッチ・ウェザー」だ。
王子・真矢クンも不調、ヤマハ勢のなかでもパッとしない。
というわけで、やっぱりウェットコンディションは、 つまらないって言ったらいけないんだけど、、、つまんないもん。
次だ次。 次はいよいよ、イギリス・ドニントンパーク!! どかも観戦に行ったことのある、アッセンと並ぶ世界最良コースの一つ! ライダーの実力が問われる、見応えあるサーキット、 例年、ロッシが圧倒的な煌めきを見せるコースで、 対抗馬は出てくるのか?
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