un capodoglio d'avorio
2003年06月18日(水) |
'03 Rd.5 ITALIA/Mugello |
やー、やっとGPらしいGPを観た気がする。 久しぶりに、本当に久しぶりに、楽しめたな。 GPがいつもこんな感じならいいのにな。 以下、ポイントを箇条書きに。
1:ムジェロには7年前に実際GPを観戦に行ったどか、懐かしい。 あの日は暑かったなー、きっと今年のこの日みたいに。 GP250CC、ビアッジが圧倒的な速さで勝利したんだよ。 GP500CCは思い出せないなあ、原田を思いっきり応援したよ。
2:ムジェロは良いコースだ、高速コーナーと長いストレートは必須だよ。 オランダ・アッセン、イギリス・ドニントン、 オーストラリア・フィリップアイランドとはるくらい良いコース。
3:スカッと広がる晴天、タイヤには厳しいけどレースは断然、ドライだ。
4:イタリア人の大観衆、炸裂する爆竹、 イタリアで唯一サッカーと並ぶほどの人気があるスポーツ。 それがGP、熱狂する雰囲気は最高。
5:およそこの地上を、2つのタイヤで走る限り、 彼と彼らより速い人間はいない>3人のイタリアーノ共演。
6:普段シュアーなグリップ走法をとるビアッジすらドリフトしまくり。 3人のイタリアーノがサイド・バイ・サイドで後輪流しながら、 クリッピングに飛び込んでくる、総毛立つダンスin Over200km/h。
7:抜け出す帝王・ロッシ、追うカピとビアッジ二人の、 今期最も熾烈なドッグファイト、信じられない才能とライバル意識。 160km/hでフルバンクしてるときにガンガン接触、 コーナーに突っ込むブレーキしながら、 お互いにらみ合ってガン飛ばしまくり(危ないよ、前見ようよ)。 すごかった、もはや格闘技。
8:そしてどかが鈴鹿の悲劇以降、もっとも応援している、 大チャンの永遠のライバル・中野真矢(通称・王子)、華麗に復活! マシンを自分寄りのセッティングに詰めて、予選二位、 一時は、三人のイタリアーノに割って入る敢闘賞。 かっこいー、おうじーっ!! 最終的に5位入賞、ヤマハでは一番手、でかしたーっ。
9:マシン繋がりでいくとカピは結局ビアッジに勝利してとうとう二位。 イタリアのメーカー・ドゥカティ、イタリアのサーキットで、 イタリア人のライダーで、とうとう二位になっちゃった! ホンダやばいよねー。 だって<帝王ロッシとプレミアver.のRC211V>の組み合わせでないと、 もはやドゥカティに勝てなかったんだよ、それってヤバいよ。
10:ヤバい繋がりでいくと、もはやホンダは宇川からプレミアver.、 とりあげるべきだ、とりあげてビアッジ、もしくは玉田に与えるべきだ。 プレミアver.RC211Vに乗っていて、あのラップタイムはもはや恥。
11:玉田繋がりで、玉田さんがこのレース、一番かっこよかったかも。 15周ごろから23周のファイナルラップまで、 唯一、イタリアーノ・トリオと同じラップタイムを刻めたヒト。 スタートの出遅れで18位だったのに、ファイナルラップ、 とうとう4位走行中の王子をかわしちゃった!! すげー、玉田さん、すげーよー。
12:かさねがさね、宇川くん、そのマシン、降りなさい。
13:序盤だけだったけど、でも。 王子が地上最速のイタリアーノ・トリオに割って入って、 一時、二位を走ってたとき、 はじめてどかがずーっと幻視として見ていた大チャンの姿に、 重なってくれるライダーが来たーって思った。 王子、ありがとう、これからだね。 ヤマハのエースとして、是非、一勝、まず一勝を目指そう!
将来、イタリアに留学に行ったら、絶対、ムジェロ、行ってやる。 すごい熱気と観衆、ビールをかっくらいながら、騒ぐンだもん。 これは、決まりなんだもんね、決まりー。
ふと思ったこと。 日本のダービーは観衆10万人を越えて、 イタリアのダービーはわずか5千人ほど。 日本ではGP人気は、割に合わず低調だけど、 イタリアのGP人気はめちゃくちゃ高い。 ちょうど逆ジャンね。 両方、それぞれすぐれたライダーとジョッキーがいるのにね。
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