un capodoglio d'avorio
めずらしく、たまには。
風のうわさに、以前この日記で触れたことのある、 「花曇りの女の子」が今度、結婚するらしいというのを聞く。
そっか。
ふぅん、そう。
ミケランジェロはシスティーナの天井の九面の旧約聖書の場面を、 入り口のほうから描きはじめて、最後にもっとも祭壇側、 「光と闇を分ける」神のシーンにさしかかる。 暗黒のかすみの向こうから神自身が姿をあらわす一瞬。 見ている私たちは、水面に浮かぶアメンボを、 水底より仰ぎみるかのような非整合的な角度で見る。 幻想的なカオスのなかから身を起こし、 光と闇を分ける超越的な存在を表現するにいたって、 ミケランジェロはすでに、遠近法を必要としなかった (参考「遠近法の精神史」佐藤忠良他)
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