un capodoglio d'avorio
2003年01月12日(日) |
結婚式@ICU礼拝堂 |
めいろうクンとゆかチャンのWEDDING!
昼過ぎ、久々に入ったチャペルはひんやりして気持ちいい。頭上高くそびえるパイプオルガンの音色、賛美歌、聖書、揺らめくキャンドル、厳かな誓約。ポール・ジョンソン牧師の英語による祈祷が明快に響く。かつて、およそこの地球上にあって「美」とは、神の専有物であった時代があった。全ての要素とルールが、たった一つのベクトルに沿ったときに現出する説得力の、何と強いことだろうか。ICUを卒業したのであれば、一度はここで挙式したいなと、結婚も出来ないぷーのくせにしんみり、みりりなどか。
このガッコはプロテスタント。そやさかい、チャペルの内装もシンプルかつ簡素。でも、だからこそ、そのむかし、哲学者・森有正も弾いてたこのパイプオルガンの音色は冴える・・・。無料でこれを聞けるのは実はラッキーなんちゃうかな。それ考えると日曜日の礼拝とか顔出すんはアリなんかなあ、なんて。ポール牧師の軽妙なウィットも冴えて、明るいけど重たくない、厳かやけどうっとうしくない、そんなすてきな雰囲気に。すばらしい、ほんまに。
で。何とはなくライスシャワーな展開。この辺から、懐かしい顔ぶれとの会話が始まる。なんつったって、新郎と同期で第一男子寮にいたどか。さらに新婦は元民舞でかつ第二女子寮。もう、見渡せば200人近い顔見知りがぎっしり。さっきのチャペルでの「儀式」の魔力に半分やられてたどかはもう、めまいが「タイムスリップ?」。わけわからん・・・
その後「学食横」のホールでティーパーティ。立食形式でわいわいがやがや。どかは実はここで友人代表のスピーチをするかもだったんやけど、 しゃべるんはかんにんやー、代わりに踊るからー
とぉ、いうわけでぇ・・・どら、さえゴン、ななチンにヘルプを頼んでどか、舞うはこびとなる。珍しく、緊張する。やっぱりなあ。普段どんな公演でもさして緊張せえへんのは、ちゃんと稽古してるっていうのもあるけど、基本的に「自分のため」だけに踊るから。「ひとのため」に踊るっていうのは、あんましやれへんようにしてるから、いざとなると、緊張するぅ。しかも、昨日のリハで、扇、ポロッポロ落としてたしぃ。あー、どないしよぉ。アナウンスが入り、入場!第一(男子寮)の連中が呆気にとられたり、喝采してくれたり、ヤジが飛んできたり(やっぱりね)。
・・・果たして。
何とか落とさへんかったあ、良かったー。一回、扇が手につかんくて、ヤバかった!思わず苦笑いが出てしまって、情けない(あそこで笑わんかったらバレへんかったのにい、とこの後、数人から言われる)。でもめいろうもゆかチャンも、喜んでくれたし、そのために衣装を付けたんだから、いいのー、これでー。
そして二次会、吉祥寺でバカ騒ぎ。ほんっとににぎやかやったなあ、ほぼ全員顔見知り。会いたかった先輩(あび氏、ながと氏、TJ、ムッチー、てっチャン、なかた氏等など)に会えたし、懐かしい同期(さだ氏、かずまん、きょうすけ)や後輩(いとちん、ちす、おかそう、はやし、かねこ等など)にも会えたし、夕方の緊張で疲労困憊やったけど良かったあ。とくにながと氏が、どかに優しかったのがビックリ。嬉しかったなあ。お子さん、おめでとうございますっ。
さらに三次会。かないサンとたくろうと三人で喫茶店で。尊敬する二人の話を聞きながら、落ち込みつつ励まされて、たくさん笑って刺激受けて、自分のベクトルを微調整。この二人には、心底、かなわないかもって思う。どかの弱点を過不足無く見抜く洞察。それをズバッと言ってくれるのは、優しさだあねえ、本当に。こんど、また、学部のころのよおに、めいろうを入れて、四人で鍋したいなあと心底思う。そして、いつか来るそのときのために、どかはもう一段、いいオトコになっていなくちゃだわ。
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