un capodoglio d'avorio
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2002年12月03日(火) THE HIGH-LOWS @赤坂BLITZ 2DAYS (1)

ジャン!
ザ・ハイロウズ、2002冬の陣、後半戦、赤坂BLITZ 2DAYS!
ブリッツって音響はやっぱアックスより古いハコだけあってちょい劣る。
でもブリッツは幾多のハードなライブを支えてきた歴史の重みがあってそれがイイ感じ。
さて、アックスと同じくらいのバーの前をゲット、ヒロトまで17メートル・・・

1. 一人で大人一人で子供
2. Too Late To Die
3. 曇天
4. アメリカ魂
5. 俺たちに明日は無い
6. 毛虫
7. ななの少し上に
8. いかすぜOK
9. 青春
10.つき指
11.マミー
12.スーパーソニックジェットボーイ
13.俺軍、暁の出撃
14.相談天国
15.不死身のエレキマン
16.ハスキー
17.ミサイルマン
アンコール
18.ecstasy
19.千年メダル
20.真夜中レーザーガン

きょうも一番激しいモッシュには加わらずいつも通りの場所で楽しもうって。
でも、一曲目のイントロで、バーの前が3メートルほどパッと空いたのな、奇跡的に。
身体が頭よか先に反応、バーをくぐって最前列目指して突撃を敢行しちゃった。

・・・死ぬかと思った、マジで、想像以上だあれは。

1.の演奏終わってでヒロトまであと8メートルに到達、そこで四方八方、
他人の身体に触れない箇所は無いほどギウギウで、まさにモッシュ。
必死のアタックを繰り返し2.の間奏でもう少し詰めてヒロトまで7メートル。
しかし直後、鈍器で頭を激しく殴られる・・・
ん、鈍器じゃない、人だった、おお、これがダイブかあ!
と言うわけで頭の上をイモムシになった人がごろごろ転がる。
でも転がしてるのは下の人なのよ、これってば、
下の人が両腕で支えて前に必死に送り出すんよ。
痛かったし、怖かったー、かかとが後ろ頭の上から降ってくんねんもん。
しかも・・・この最初のイモムシくん以降、どかがモッシュから脱落する15.まで、
およそ50分間、累計20匹くらいのイモムシくんがどかの頭上を越えていく。
最後の14.の時なんてもうどかの腕が前後の人の身体にロックされて上げられないのに、
イモムシくん上から降ってきたから、首と肩で悲壮な体勢で支えて、
しかも間が悪いことに後ろからもう一匹同時に。
あれが、どかの残りエネルギーを全て持っていったな・・・

きょう分かったこと、その1。
→ダイブする人にも上手い下手がある、
 下の人にできるだけ迷惑をかけないようダイブできる人って偉い。

きょう分かったこと、その2。
→ハイロウズファンはやっぱり大人でかっこいい。
 背の低い女の人はつぶさないように周りがぎりぎり気を配るし、
 ダイブ・イモムシくんが落ちそうになったらすぐ、下にいる周りが必死にサポート。
 モッシュで気分が悪くなった人がいたら、
 退場できるように隣の人と腕を組んで退路を確保してあげたり。
 そんなことが、怒濤のモッシュをこなしながらも、
 一瞬で平然と言葉も交わさず紳士になれる戦士たち、誇りに思うどか。

でも、どかは必死にできるだけ前に行こうと、ヒロトをできるだけ近くで見ようと、
頑張って前進を試みてみたのだけれど、7.の時にあと6メートルまで行って限界。
あとはずるずる後退してイモムシくんサポートで力尽く、汗だく言葉出せず。

あのモッシュの中、前進を試みてたどかの虚無的な努力ってば、客観的に見てたら、
登山家の故・長谷川恒夫氏が、ナンガ・パルパットで敗退したときの惨憺たる、
しかし断固たる決意の苦闘になぞらえてもらえたかも知れない・・・
ルート工作と荷揚げの繰り返し、生と死の距離が限りなく近づく、虚無的な徒労・・・
でもね、どかは生還したよぅ。


↑丘の上に、どかにとってのナンガ・パルパット、至峰・赤坂BLITZ!


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