un capodoglio d'avorio
ちょっと、もう古いけど、今年の全米オープンテニス、 男子決勝が面白かった。 サンプラス対アガシ。 どかはずいぶん前からサンプラスのファンだ。 なんだか、テニスをやってる友人数人にヒアリングしたところ、 サンプラスは何故だか人気がない。 アガシは結構、みんな好きみたい。 サンプラスには力まかせのイメージがない、気がする。 彼のサーブは確かに凄い破壊力があるが、けれども、 ゴワニセビッチみたいな豪速球というよりは、 もっとキレのあるスパッという感じ、快速球? サーブも好きだけど、サンプラスのあのバックスライスが好き。 サンプラスのそれは全然、守りの球じゃない、 ベースラインギリギリまで伸びてくる魔球みたいなの。 安定感と、凄みを両立させる、史上最強のチャンピオン。 ウィンブルドンで生で観たかったなー。 まあ、あそこに行けただけラッキーだったのかな。
あ、でもベッカーが現役だった頃は、 サンプラスもどかのなかでは二番だった。 さらに言うと、伊達公子が現役だった頃は、彼女は神でした。 ホームステイ先のテレビで、ホストファミリーと一緒に、 ウィンブルドンセミファイナル「伊達対グラフ」を観たことは、 最も大切な思い出の一つ。 サンドラもトニーも「カモン、キミコ!」と応援してくれて。 あの忌まわしい運命のサスペンドも、一緒に嘆いてくれて。
テレビはたいがいくだらない情報を垂れ流してはいるけれど、 時々、そこに宝石が混じっているから、たいへん。
とにかく、たまたまつけたテレビでやっていた、 テニスの試合が面白かったのでした。
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