un capodoglio d'avorio
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2002年06月29日(土) Rd.7 NETHERLANDS/Assen

the Circuit van Drenthe at Assen !!
アッセンのファン・ドレンテ・サーキットは世界最高の二輪レースコース。
1949年にGPが始まって以来現在に至るまで、唯一、毎年GPを開催し続けているコース。
この偉業はその卓越した、というより浮世離れしたコースレイアウトによる。
全長は長く、コース幅は狭く、大きいコーナーは23を数えるが細かいコーナーを含めると、
あと15はその数が増えるだろう。
しかしながらアベレージは低速ではなく、むしろ高速コーナーの組み合わせが多く、
アベレージも高速になっている、ライダーの実力が出るサーキットだ。
四輪F1で言えばモナコグランプリに相当するレースだ。

そしてこの高速コーナーが連続するアッセンは2002年度GPにおいて、
もっとも2スト勢に可能性があるサーキットとも言われていた。
2ストと4ストのマシンの差がもっとも如実に出るのが、低速コーナーの立ち上がり。
しかし名うてのテクニカルコース、ファンドレンテでなら2ストにも勝機があるかも知れない。
世の心あるGPフリークはこの由緒あるダッチTTを心待ちにしてきたのだ。

そこで、ついに来た、大チャン!
となれば良かったのだけれど、大チャン、不調・・・
こんな冴えない大チャンはみたことがない。
ああ、真矢くんも前回のカタルーニャでジャックのアホが無茶したせいであかんし。
原田さまにあらせられても、全く精彩を欠いてて、うー!
せっっっっかくの、アッセンなのにぃぃぃぃ!

ところが日本勢がだめでも、頑張ったよ、2スト。
NSR500のアレックス・バロス!
ロッシを抑えて一時トップを走る快走を見せる。
やあ、息が詰まるようなレイトブレーキング、さすがに現GPライダーの中でも、
一番の「ブレーキングの鬼」!
彼が前にいたら、抜き辛いだろうな、さしものロッシも・・・
と思ったんやけどな。

あかんかー。
ロッシ、どこまでつよなってもたんや、きみわ。
あっさりかわされてロッシがフィニッシュ。
まーでも、バロスは今期一番声援を受けたライダーだろう。
第二戦でロッシを偶然かわした宇川なんかよりもずぅっと声援を受けていただろう。
なぜならバロスは明らかに人の力でロッシを追いつめていたのだから。
そこに、ヒトの燃えるような意志が見えたのだから。

あ、そうそう、宇川は転んでたみたい、ああ、ふうん。

Moto-GP Rd.7 DUTCH/Assen
1位:ヴァレンティーノ・ロッシ HONDA
2位:アレッサンドロ・バロス HONDA
3位:カルロス・チェカ YAMAHA


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