un capodoglio d'avorio
2002年06月04日(火) |
Rd.5 ITALY/Muggelo |
いやー、我ながらアマノジャクだなーと、恥ずかしくなる。 同じスポーツでも、きょうというこの記念すべき日でも、何故かDIARYはこっち。 いいじゃん、別にー。
実はどかは1996年の夏に、このサーキット、行ったのだ。 暑かったなあ、あの日は本当に。 250ccクラスで原田とビアッジの因縁の対決が火花を散らしていた。 スタンド(と言っても芝生の丘なんだけど)で「ハラダーッ」って叫んだら、 周りのイタリアンのヤンキーにシバカレそうになった、怖かったー。 そのあとはサングラスかけて場所変えて日本人なことを隠してた、 ごめん、原田、こんな小さいボクで。
さて、今年のムジェロ。 面白かったのは三位争い。 ホンダの宇川とヤマハのチェカの争い、最終ラップまで続いたドッグファイト。 もちろんドカはずぅっと念じてたさ。 「ウカワ、負けろ!」 しかして、ウカワ、最強マシンの恩恵に預かり三位表彰台確保、全く嬉しくない。 本当のヒーロー、加藤大治郎は非力なNSR500を駆ってアタックするも転倒リタイア。 二戦続けてのリタイアって大チャンにしては珍しい。 彼は天才肌のファストライダーだけれど、元チャンピオンのケビン・シュワンツみたいに、 「優勝か転倒か」というタイプでは無く、FASTとSTEADYを両立させるタイプだからだ。 マシンを言い訳に負け続けるのを潔しとしないんだろうな、 本当にギリギリまで攻めてるんだろうな、 その結果としての連続転倒なんだろうな。 その辛さ、君には分かるまい、ウカワ。 レース後インタヴューで 「まーこのコースは苦手なので3位でよしとします、センキュ」 などとのたまう君には。 ってか、YZR-M1のビアッジに引き離されて負けたことに恥じるべきだ。 ってか、英語でインタヴューに応えず日本語でヘラヘラ話していることをまず恥じろ。 というか、彼には非は無いのかもしれない。 マシンを前に進める本能、レーシングライダーとしての才能に欠けることは別に彼の責任では無い。 責任は、加藤や原田にRC211Vを供給しなかったHRC (HONDA RACING COMPANY) にある。 図体デカイくせにちっちゃいなー、ホンダも。
突然一言集、其の一。 Rd.2 SOUTH AFRICA/Welkomの決勝後、ピットに戻って来たロリス・カピロッシ 「あのマシンを見ただろう。ウカワでも勝てるんだ、あのマシンなら!」。 これが負け惜しみで無いことはGPを3シーズン以上見続けている人なら誰でも分かる(どかは10年)。 そして今年、カピは加藤と並んで抜群に頑張ってるかっこいいライダーの一人だ。 4ストに乗れない理不尽な運命に敢然と抗してコーナーを立ち上がる様は感動的だ。
一言集其の二。 GP史上でも屈指のヒーロー、ヴァレンティーノ・ロッシ 「RC211Vは乗るのが簡単すぎてつまらない」。 ・・・。 そう、もはや彼はコメントの対象とすべきライバルも見つけられないのだ。 その言葉を裏付けるかのように、残されたリザルトは・・・
Moto-GP Rd.5 ITALY/Muggelo 1位:ヴァレンティーノ・ロッシ HONDA 2位:マックス・ビアッジ YAMAHA 3位:宇川 徹 HONDA
|