ねろえび日記
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| 2006年07月08日(土) |
美の巨人たち「伊藤若冲」 |
美の巨人たち テレビ東京の隠れた名番組と、ごくたま〜にしか見ないくせに自分は思っとります。 今夜のテーマは伊藤若冲。 江戸時代のオタク。 プライス・コレクションの「鳥獣花木図屏風」を中心に紹介してた。
若冲は一番好きな画家。絵も本人のキャラも。 自分が携わっていた本の編集の仕事としても最も印象的で最も入れ込んでた作家で、そんなことも含めて感慨深い。 彼と彼の作品は自分の美意識と人生の美術的部分の半分以上を占めてるのね。と今この瞬間は思ってる。
演出的にも学術的にもツッコミどころはあったけど、楽しかった。
お盆のお供え物みたいに割箸の足を差された野菜が刺身の舟盛りの舟に乗って、アメリカのプライスさんのところに行くという非常に馬鹿げた展開なのだが、そのBGMが♪ウィリ・ウォンカ、ウィリ・ウォンカ……「チャーリーとチョコレート工場」のウォンカさんのテーマ! 何? この番組、アタクシのために作ったの?
狩野さんは博物館辞めてうちの大学の教授になったのか〜と驚いたり、辻せんせ、お元気だ、やっぱちょっとアヤシイ人ねとか、懐かしい人々の消息も知る。
あの屏風、若かりし頃某古美術商に取材に行った時実見して私も一目惚れだった。当時自分の貯金で買える値段だったのだ。いや、人間としては買う資格は全くなかったけどね。でも、そんな可能性のある楽しい時代だったな〜。
「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(初回延長)にかぶるからと、こっちを録画しておいてよかった。
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