ねろえび日記
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2006年05月30日(火)  下妻物語/嫌われ松子の一生

下妻物語
監督・脚本:中島哲也
原作:嶽本野ばら
出演:深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子、阿部サダヲ、樹木希林
   岡田義徳、小池栄子、荒川良々 他
2004 日本

紹介:ロリータ娘とヤンキー娘の友情物語(だそうです)


WOWOWで何度も放映されていたのに気にかけつつも結局観なかった。
やっとこさ昨夜地上波で観た。
ちっくしょー、WOWOWでやった時に撮っときゃよかった。
てか、映画館で観るべきだった。
大好き。
センスが好き、音楽や衣装や美術、笑い、それと映像での遊び方とか壊れ方とか。
ストーリーもカッコよかった。
恭子りんもアンナちゃんもとてもチャーミング。
爽快な映画でした。



というわけで「下妻物語」を観たので本日心置きなく「嫌われ松子の一生」に行ってきた。

嫌われ松子の一生
監督・脚本:中島哲也
原作:山田宗樹
出演:中谷美紀、瑛太、香川照之、柄本 明、市川実日子、黒沢あすか、
   宮藤官九郎、伊勢谷友介、武田真治、荒川良々、劇団ひとり 他
2006 日本
於:新京極シネラリーベ1

紹介:女教師(のちに美容師)川尻松子の転落流転の凄絶ジェットローラーコースター人生(ってとこか)、ある意味ミュージカル。


う〜ん、面白かったことは面白かったのだが、私は「下妻物語」のほうが好きだ。
「下妻物語」にあった観終わった後の爽快感が「嫌われ松子の一生」にはなかった。ま、内容が内容だし、しょーがないとも言えるんだけど。私、基本、恋愛物は苦手で、どろっどろっのメロドラマ、男と女の話って辟易する部分があるから。
あと“期待感”の大きさの違いのせいもあるかもしれない。軽い気持ちで観た「下妻物語」とある程度期待して観た「嫌われ松子の一生」

あのねー、途中で飽きちゃうんだワ。松子があまりにも学習しなくて同じことの繰り返しだから。
館内の冷房が効きすぎたことも集中できなかった一因かも。シネラリーベ、寒すぎるんじゃ! 左側(通路側ね)がキリキリ冷たくなってきて半身不髄になるかとおもた。

とはいえ、充分楽しみましたよ。
「下妻物語」と同じく、セットや小道具やファッションなどなどひっくるめて美術のセンスが好きだし、映像的にも楽しい。音楽は、よりいっそう、特にボーカルがバラエティに富んでてパワーアップしてて豪華で堪能しました。

何より中谷美紀がすげーなと。
キャストも豪華、どんだけ人が出てんねん。松子の歴代のオトコたちは適材適所。
武田くんはあちゃーな役だった。
宮藤くんは、太宰治かぶれのどーしよーもない小説家の役、ビジュアルが痩せっぽちで髭ありですんごく好みでした。

松子が後年光GENJI、中でも内海くん(監督こだわりのチョイスらしい)に狂ってオバのジャニオタになったしまったくだりは、たぶん映画的にはソコ笑うトコなんだろうけど、ま、自分は笑えなかったというか、半笑いというか……。
ちなみに、クレジットにジャニーズ事務所って入ってなかったんだけど、いいのか?

あと、尋問する婦警の木野花サンの横顔が、出てないと知っていても粟根さんに見えた。やっぱ似てるんだ。
 


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