ねろえび日記
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2006年03月23日(木) |
ほんじゃに!/NODA・MAP 贋作・罪と罰@WOWOW |
ほんじゃに! テニス、第3弾。 浅越ゴエ、もとい、しのぶ選手(浅越といえばゴエだよねぇ)をコーチに招いてテニス。しのぶタン、カッコイイ。
他のメンバーが上達していく中、全ての動きがバッラバラとかできちゃうとつまんないとさえ言われてたマルだが、何故かできるようになりました、少女マンガみたいなキラキラが舞ってました。ただ上手いよりもオイシイキャラクターだ。 すばるは意外と卒なくこなしてたし(テニスは個人技だからね、フォーメーションとかないし)顔だちが凛々しくてカッコよかった。
NODA・MAP 贋作・罪と罰 一昨日WOWOWで放送された。 前夜祭(?)として「透明人間の蒸気」と「走れメルス」もオンエアされたのだが、これらはまだ観ていない。 で、野田秀樹作品初見です。
あー、これは劇場で観たら感じ方がかなり違うだろうな。 ほぼ360度の舞台を客席が四方を囲む形で、席によって見え方が随分異なるはず。 そういう点からすると映像収録も“標準形”として意味があるのかもしれないとも考えられるけど。
劇場の空気はどうしようもないですけどね。 セットらしいセットはなくて、代わりに用いた椅子やプチプチも面白かったし、そういう質感も重要だろうし。
ま、それは言ってもしょうがないのでおいといて。 さらっと感想メモを残しておく。
自分、歴史とか苦手なので(日本史でも世界史でも、時代も問わず)どこまで基本的な背景が理解できてたかことか、おまけに「罪と罰」て読んだことないし、何だか不安。才谷梅太郎が坂本竜馬の変名だということは事前のネタバレで知って、もうそれで充分だろという気分。その程度。
でも、面白かった。 才谷(古田新太)が英(はなぶさ 松たか子)に自首するように説得するあたりから、獄中の英が才谷に宛てて「愛してる」と手紙をしたためている時に外の世界では才谷が殺されてしまったラストまで、ストレートに胸に迫るモノがありました。そのあたりをしっかり受けとめたらもうそれでいいんじゃないかというくらいの良さ、勢い。
古田さんがめちゃくちゃカッコよかった。包容力あるし。いい役者さんだとしみじみ思う。男は、役者は、顔とかスタイルとかじゃないのよねっ!と「桜飛沫」のじゅんさんに続いて痛感いたしました。エロ親父なとこもお茶目なとこも好きだ。 インタビューで、英を抱き締める時の解釈を自分は間違ってて、父性だけじゃなくて勃起(いちいちピーが入ってた)しなけりゃいけなかったと悔いておられましたが、私から見たら充分色っぽかったんですけど。抑制された色気。むしろお松ちゃんが生硬だった。
松たか子嬢も熱演。たま〜に気になる台詞回し(棒読みでガナる)があって、そういう演出なのかなと思ったけど、他の演者はそうでもなかったから余計気になった。でも、凛とした魅力を持つ大いに舞台映えする女優さんだと思う。
ほかに印象に残ったのは、英を追い詰める捜査官・都司之助役の段田安則サン、蛇のようで凄みがあるなと思った。それと中村まことサン。 右近さんは印象に残るというより見かけると嬉しくなる。「ざんす」と言ってなくてもいいの。
衣装も、袴っぽいデザインのワイドパンツに足元はアディダスやナイキ、軽やかでお洒落で素敵でした。
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