ねろえび日記
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「Susanoh 魔性の剣」に続いて「野獣郎見参!(1996)」も観てしまった。面白かった。先に堤真一版(2001)の「野獣郎見参!」も映像で見ているのだが、橋本さとしと堤真一の違いも興味深い。
で、粟根さんは、バカ殿のような白塗りに真っ赤な口紅、大村崑(古っ!)のようなデカめの黒ぶち眼鏡、コントメイクにしか見えない出で立ちなのにあの声と絶妙な台詞回しで卑怯でサディスティックな陰陽師安倍西門を怪演。道満王の鎧を脱いだ時、白い着物に緋の袴、眼鏡なしの姿でおつきの女官たちにお世話されている様が素敵すぎて粟根さんって美形?と勘違いしそうになった。異常な高レベルで化粧映えする顔だちだな、オイ。 二役の西門の兄で流浪の僧、風鏡くんは可愛かったー。「犬夜叉」の法師様に似てる(あんなに女好きじゃないけど) 1本三つ編みモエ。
それにしても、最初、壷(イービル・ツボイ@荒神〜AraJinn)とキショイオタク(裏切り<小田切>渡京@アオドクロ)の2つで、たったのこの2つを見ただけで「噫、この人、素敵、色っぽい」と喝破して堕ちた自分って、一体……。声か、やはり声なのか。 確かに蓋を開けて進んでみれば、その通り色っぽくて素敵なお方だったのだが、我ながら省エネすぎる、このテの男を嗅ぎつける嗅覚が鋭すぎる。 だから、当時多数の腐女子やそうでない女子がオグナノタケルにモエ〜モエ〜だったことは想像に難くないし、自分も充分腰が抜けそうに悶えたのだが、口惜しい気もするのだ。こんな露骨な仕掛けをぶちかまさなくても粟根まことはもんのすんげー色っぽくて素敵なんだからぁ〜と。 ……あ、ちょっと虚しさが襲って来た。
でも、オグナの造形って粟根さんのパブリックイメージとそれほど懸け離れてるわけでもないんだな。 殺人マッシーン、 友だちいなさそう、 ストイック(=女にウブ) 外見的にも、黒髪ロングヘア、眼鏡
ほれほれ……な、な。
堂本剛も堂本光一もKinKi Kidsも、渋谷すばるも錦戸亮も関ジャニ∞も、粟根まことも劇団☆新感線も、何だかたっくさん好きな人たちがいて、楽しい1年だった、と思う。 バカだけど、幸せ。
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