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2002年09月14日(土)
読後。2冊。

今回2冊。

いち。
「君の孤独のそばで」K.羽音 角川書店
飛行機の中で読んでた一冊。
読み終わってしまい、みやげ物と共に送り返される。
綺麗な本。
表紙は、今にも飛び降りて空の中に消えそうな人物(多分男性)を映したデザイン。
作詞家という経歴を持つ作者と聞いてああなるほどと読み終えて思った。
綺麗な言葉を選ぶ。
話は。
芝居っぽく、舞台にしたらきっと綺麗だろうなあ。と思った。
そういう、映像的に「華」がありそうな。
面白そうな感じがした。
そんな本。

沈んでるわけではないですよー。
たまたまそんな本に当たっただけですよ。多分。引き寄せたわけでもあるまい・・・。


に。
「ハーツ ひとつだけうそがある」松井千尋 集英社
泣いた。がつーんと。コレ系の話は無条件で涙腺が緩むらしい。

カッコ内あらすじ。
[とある事情から水商売をやっている高校生の主人公・テルは、そのバイト先のオーナーの息子・了から割の良い仕事を依頼された。
その内容は、「ある女の子を幸せにすること。できれば、恋愛関係になるのが望ましい。」
ただし、「了の弟、『鹿島周平』として」
不思議に思いながらもそれを引き受け、周平の名で彼女のいる高校へ転校をするが・・・。]

泣いたのは最後のシーン。意外な展開を見せてくれて結末が最後までわからなかった。鈍かっただけかも。
恋、の話なんだけどちょっと違う感じの味付け?とかされてる。

こないだ書いたんだけど、好きな感じの話の流れ。
小説はテンション高めにがっと一気に読みきるタイプのが好きなので楽に読みきれる文章かも重要。
だから歴史小説読んだことないのか。

言葉の端々にぐさっと来るので好きな感じ。
つうか、主人公の名前が「テルさん」て時点でツボ?(あほなことを言ってみた。)

微妙に少女小説返りをしている?
簡単に頭使わないで読めるので。
昔少女向け小説書いてた人たちが現在直木賞取ってたりするご時世ですので、どのジャンルで書いてても貴賎はないのだろうけれど、本屋のあそこの棚には最近、近づき難いオーラが出ている・・・。
といっても大量に出回ってる中の私が読んでるのが一冊や二冊だから、そんなブームでもないのか。
綺麗な表紙とか、表紙側を表にされてるのを見るとつい手に取ってしまう。
図書館でも最近はそういう配架するんだなー・・・。

いまはなんとなく須賀しのぶの「流血女神伝」シリーズ。(プロレスものに非ず。)
「天翔けるバカ」ってタイトルのも気になるので読んでみたい。
飽きたら読破する前に止めるだろう・・・。っと楽観。