朝イチで、「DRIVE」観て来ました。 昨日先週と舞台挨拶があったためか、がら空きのテアトル新宿。
さて。感想。 ちょっとネタばれる。
まじめなヒトは見なくて良い。
イイ男達の映画(一部除)←第一印象。
最初と最後だけ見ると(CMとかの印象とか)ラブストーリー。
分かりにくいところは、パンフで補完。
あれが松雪泰子だと誰が気づくんだ!?
ほのかに笑えます。
でも、レストランの刺さるシーンだけは私は笑えなかった・・・。あそこ、笑うとこなの? 絶対に抜かないでくれと思った・・・。グロくなると思って。
まず、堤真一の芸達者っぷり。 あのヒトがこんなに演技上手だとは知らなんだ。 堤真一の多様な演技が見たいヒトは是非。 まじめな薬品会社勤務・朝倉。 ある意味この朝倉が一番大物だと思った。 まじめとかそういう問題じゃないでしょーってつい突っ込みを入れたく。 まじめと言うかマイペースというか・・・この映画、免許持ってる人が見たらどういう印象になるのかすごい聞いてみたい!! 大物です。とにかく、大物です。
次に、北野武監督作品「BROTHER」でイイ男っぷりを発揮した寺島進。 幼馴染みIのイチオシ俳優さんのため、「知らない」と言って怒られたヒトだったが、よく見ればこの私が見た邦画によく見かける。 説法をかます坊主・荒井。 この役の台詞は心に染み入る。さすが坊主。 「縁なんだよ」ってのが口癖。 でも、「命を粗末にすんじゃねえええ!!(激怒)」って、あんたにそっくりそのまま返すよ!!っと突っ込みいれたくなりました。 「てめえみてえなクソでもな、生きてるってことはまだなんか役目があんだよ!!!」って言ってたくせにぃー・・・。
ドラマでお馴染み大杉漣。 妻想いの寛容な男・西。 見るたびに味わい深い演技だと思う。 存在感あるなあ・・・。 この男に「一番苦労したで賞」をあげたくなった・・・なんとなく。 何でか苦労性に見えるのは気のせいではないはずだ。 今回、筧利夫と並んでカワイソウな役どころだった・・・。 病院の前で、あそこで怪我してないあなたが素敵。
今回の私の中のメイン、安藤政信。 とんがりナイーブな坊ちゃん・児玉。 考えてみれば、彼が「猫」な印象の役を演じるのを見ることが案外少ないことに気づいた。 全作品制覇しておらんから。 バトロワとかくらい? いつもなんか誰かの後をついていくピクミン・・・いやいや、犬みたいな印象だったので、今回新鮮に思えた。 「ギザギザハートの子守唄」みたいな役。(←無駄に古。) とんがってるのになんかイイ奴だった。 朝倉の家でのアレとか。 案外イイ奴だったのか、それとも自分の身につまされることでもあったのか? 児玉の受験科目は日本史だったんね・・・と関係ないところで引っかかってみた。
実は私とタメだった小林明実。 児玉の女・美雪。 おじょうさん・・・原チャリは何処に置いて来たんですか・・・? みたいな。 「信号青だよ」に笑ってしまった。
足がすんごい綺麗だった柴咲コウ。 赤い傘がトレードマークの、朝倉の憧れの彼女・スミレ。 エンディングのこの2人・・・いえ、もはや何も言うまい。 出るシーンみんなミニスカだったので、足の綺麗さにびっくりした。 この足だけでもこの映画見る価値あるかも(←おい)
でもやっぱり一番可哀想だった筧利夫。 銀行強盗の裏切り者・ミッキー。 あの行動、昔話であったよな。 サルが壺の中に手を入れるやつ。 って言うか、あなた、絡みのシーンアレだけ!? なんとも不憫だった・・・。
そのほか、ジョビジョバ、ピエール瀧、田中要次など出演。
色々考えるような、何も考えなくていいような、そんな疾走感を残し。
映画って、一度見に行くとそこでやる映画のCM見てまた見に行きたくなるんだよなあ・・・。 終わりなき循環。 次は「ロックンロールミシン」が見たいです。 「tokyo.sora」とか・・・。
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