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2002年06月05日(水)
西風が見たのはどの本屋。

はまりたての頃、どうしても聞けないGLAYの曲がありました。

幸せそうなオーラバリバリで、その頃かーなーりやさぐれてた私は、「幸せなヒトはイーデスネー。」とかぬかして絶対に聞こうとしませんでした。

カーステで流れてたら即・スイッチぶっちぎってましたし。

ところが、こないだふとかけてたFMでかの曲が流れており、普通に聞けている自分にびっくり。

どうした心境の変化か。

作用は良くわかりませんが、時間が経過したから、なのでしょうか。

大体、嫌いだった理由もはっきりわかんないし、大丈夫になった今の自分とどこかが変わっているかと問えば、何も変わってないような気もするし。

昔どうにも苦手だったものが、いきなり大丈夫になったり好きに変わったりする、そんなことが起こるから時間の経過もあながち馬鹿にしたものではないなあと。

どうにか理由をこじつけるとしたら、ベタ陳腐に上を向いても平気でいられるようになったか。

はたまた初夏の陽気に当てられたか?そんなところだろうか。

彼の曲のタイトルは、「春を愛する人」



何でいきなりそんなことを言い出したかというと、最近そんな現象が私の中でよく起こるからなのです。

曲でも、本でも。・・・いや、人はまだまだなんですけど。

中学くらいの頃と、全然、自分が違ってる。

いい意味だったらいいんだけど、むしろ悪いほうに向いてる気がするから複雑な・・・。

たがでも外れたかな。



学校行く道すがら、柴田よしきの「風精(ゼフィルス)の棲む場所」(原書房)を読みました。

読みやすくて好き。

長編本格ミステリとか銘打たれてますが。読み終わって気がついたんですが、そのあおり文句。

え?

と思ったり思わなかったり。

作家・浅間寺が愛犬サスケと共に山奥の地図にも乗っていない山村にその村で行われる奉納の舞を見るために向かう・・・ところから始まっていく物語。

あおり文句って、それで読むのやめたり手に取るヒトいるんだから結構重要だと思う。

あー面白かったと折り返しを見てみれば、その文面。

私が今まで読んでいたのは長編本格だったのかとびっくり。

なんか、今まで読んだことある、もしくはぱらぱらっとめくったことのある「本格」のと感じが違うんで、それで違和感を持ったみたい。

「本格」と銘打たれてるの苦手。別に銘打たれてても自分には関係ないからいいんだろうけど、読んで面白ければ良いんだからこだわることないんだけど。

「分類」って言葉が好きじゃないからか・・・。

西風が「ゼフュルス」というそうです。「Ce qù a vu de ZÉPHYR」で、西風がどうとか・・・って意味になるって話を昔聞いたことが。

はて、何語なのやら?フランス系?

小説って、雑学も一緒に入ってくるやつはお得な気がして好き。前に書いた「Daisy Luck」に通じることか。

今回は樹木の話がずばりそれに当たりました。

読み方が段々邪道に行ってないか・・・?



今日はメグミちゃんと東京駅で下車して八重洲ブックセンターに立ち寄りました。

本がひしめいてますね、あそこ。

東京駅って歩いてる人種が違ってて面白いです。サラリーマンばっかだったり。

平均年齢が高い・・・のかな。大人の場所。

以前、ちょっとだけバイトでお世話になった会社の看板が見えたので、はわーと見上げてしまいました。

あんな東京ど真ん中にあるとは・・・びっくりだ。