朝と夜をくぐって。酔い覚めの気分でまだ月が見える時間に公園をうろついた。月の雫は落ちそうで落ちない。ゆっくりと街灯が自分の姿を映し、おぼつかない足取りを支えてくれる。月は姿を消そうとしていた。朝を迎えるために。眠りに付くために。