2006年03月22日(水) |
梅屋敷で待ちかえていた、ピンクのネクタイをしたヤクザ… |
これまでも常々、星の巡りが悪いとは思っていたが、まさかここまで悪いとは思ってもみなかった。
教室に残ってる人みたいに課題が終わってないわけでなく、全部終了しているので何もすること残ってないから就職活動に。「あ、そ」というイトウちゃんの態度も、あと二日と思うと名残惜しい…わけがない。
産業道路沿いに自転車漕いで職安を目指していると、遠めながら堅気じゃない人が信号待ちをしているのが見えた。おかしかことに、信号が切り替わっているのに渡ろうとしないで立ち止まったまま、こっちを見ている。なんだなんだ?
「よう、今から職安? 大変だね」と野太い声をかけてきたのは、ヤクザだった。…何でこの時間、この場所にこの人がいるわけ? こういうタイミングだけは、フィクションのようにドンピシャなんですけど、これって「どっきりカメラ」ですか?
「今さ、アルの紹介で採用が決定した会社に行ってきたんだ」
そんな事ぁわかってます。一張羅の背広、まるでマフィアみたいで似合ってますよ。面接もそのピンクのネクタイで行ったとしたら、縁故というものの力は凄いのね。ヤクザがタバコに火を点け、道端に吸殻を捨てたまでは覚えているのだが、何の会話をしたのかは覚えていない。完全に頭に血がいってしまったんだろう。
去年の夏、訓練学校の見学会の時からこの人はいたんだよね。日記を見返すまでもなく、嫌な予感というのはしていたのだが、ビンゴ! この半年、「そんな事やっても無駄なのに」と、バカにされても真面目にやってれば「何かあるだろう」という気持ちで一生懸命にやってきたつもりである。まぁ、無駄な努力に終わったのは仕方ない、イトウちゃんとのめぐり合わせも運なのだろうからして。冷めた態度で毒を吐き続けてきたヤクザやピグモンが同じ結果になるのなら、まだ諦めがつく。
しかし、最後の最後でこの人だけが抜け出すというのは…正直、悔しい。妬んでるだけかも知れないけれど、小橋健太やカネコさんについては素直に「おめでとう」という気持ちに間違いはないんだから、この件に関しては女々しいけど悔しいし、許せない。
そもそもアルの紹介に甘んじられるってどうしてよ。
ヤクザは覚えているんだろうか。(アルコールが入っているとはいえ)アルが本命にしているCAD姉ちゃんの前で「あの人、朝、早く教室に来ていてチン○いじくってるんだぜ」などと晒し者にされているとは…本人、知らないことなんだろうなぁ。いくらアルでも、知ってたらこの半年、ヤクザやピグモンと一緒にいることはないだろうから。CAD姉ちゃんは出来た人なので、信じてないとは思うけど、言っていいことと悪いことがあるだろうに…。そんな人を推薦してるんだから、お人よしというか、幸せ者というか。
「ってことで、早いところ仕事みつけなよ」という最後の言葉で、何かがキレた。この人とピグモンにだけは言われたくない言葉だった。なんか泥棒に説教されてるみたい。チキショウめ!
職安でもケチョンケチョンだった。寝てるオヤジ、携帯でメールしてるオバちゃん、検索なんかしてない人ばかりなのに注意しない公務員を見ていると、腹立たしいばかり。仕事をまっとうしたら、こういう連中とトラブルになるから見ない振りですか。みなさん、生き方が上手なようで。う〜ん、何を見ても悪いことしか浮かばない。この程度の人間なのかしら。いつか嘘でもいいから、景気のいいことをバーンを書けるようになっていたい。
天気予報で夜には雨が降る、と認識をしていながらパチンコ屋から離れられない。こんなウジウジした気分のままだと、八つ当たりをしちまうに決まってる。なんか意味もなくイライラしてる。半年やってきたものを担任に全否定され、挙句にこんなめぐり合わせまであったのでは、心が未成熟な人間としてはやり切れない。
ただただため息まじりで雨の中、平和島から自転車で帰る。自業自得なんだけど、ビショビショで深夜ってな時間に自転車を漕いでる姿は本当に惨めだね。WBCで韓国に負けた直後のイチローではないが、実に屈辱的な一日であった。酒を飲んでも酔うこともできやしない。人間、気持ち次第というが、何かきっかけが欲しいなぁ。(5・11)
|