元・白血病患者の日記
 

2003年01月15日(水) 初・白血病で得したこと

 昨日の14℃から一気に10℃以上も下がるという。本当に寒い。そして風が強い。洗濯物が吹き飛んでしまいそうなくらいだ。インフルエンザ警報もバンバン鳴らされているし、白血病患者には厳しい季節はまだまだ続く。

 入院中に行けなかった歯医者の第二ラウンド。レントゲンで黒くなってると、元・歯科受付の嫁さんに言ったら「そりゃ、今日は神経まで行かれるかもね」と脅される。

 白血病治療で痛い目にはかなりあってきた気もするが、こういうのは慣れるものではない。そういえば、前にお世話になった会社ではMの人がいて、歯医者が痛くないと文句をいっていた。私にそっちの気はない。

 口を開けてエアー?を吹きかけられただけで痛い。じゃあ、ということで麻酔をやられる。しまった、こんなことなら前日に酒を飲むんじゃなかった。足の手術の時に酒を飲んで麻酔が効かなかったことがあるのに、何の学習にもなっていない。

 口の麻酔ってのは、どうも苦手である。飲み込むと、喉が締まるような感じが許せない。喘息なのに。あぁ、なんか左の唇が腫れていく感じがする。きっと、いかりや長介みたいになっているんだろう(そんなことはありません)。

 ガリガリとやって、何度か口をすすぐのだが、自分では閉めてるつもりが麻酔側は半開きになってるらしく、面白いように水がこぼれる。

 (後で嫁さんに治療後を見せると)なかなか器用な先生で、綺麗に治療をしてくれてるという。ふふふ、白血病だというので気を使ったんじゃろ。なんか、この病気になってはじめて得した気になった。まぁ、損してることばかりなのでたまには、である。

 アパートの前に何故か消防車がサイレンをクルクルさせて停車している。気落ちしながら慌てて歯医者に飛び出したので、まさかという気になる。いつも火の元の確認をしながら、また気になって確認するというのに。(別になんということはなかったのだが、お湯を使う機会が多いので気をつけたい。ボロアパートは瞬時に燃えるだろう。そうでなくとも横で工事をしてて土建屋がタバコを捨てるのだから)

 昼はカレーを食べる。時間になったので食べるのだが、本当は麻酔が効いてる間は食べるものではないらしい。感覚がないので、何度も自分で左の内頬を噛む。でも痛くない。だから噛むの繰り返し。

 麻酔の消れた夕方、口の中は傷だらけだった。


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