気のせいだろうか。七月とは思えないほど涼しい。
雨も多い気がするし。

時計の針が、ゆっくりと近づいて来る。
あまり速さは感じない。ただ、確実に近づいていることだけはわかる。
僕はその針のスピードに合わせて逃げるように進む。
ただ、すぐ前には壁が立ちふさがっている。
まだほんの少し余裕があるが、このままだと挟まれてしまうだろう。
壁には「必修科目。金曜日提出。」と書いてある。

・・・レポート提出の日は、近い。

QianTian ｜MAIL

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