8月も終わりの土曜日。
子供たちは夏休み最後の土日月は実家に行くことになっていて。
私はいつも通り土曜日は仕事で。
子供たちだけ、電車で行った。
その日は実家近くで花火大会があり。
子供たちは楽しみにしていたんだけど。
出かけていた妹が、帰ってくるのが遅くなり。
それを待っていた子供たちは、結局花火は半分くらいしか見れなかった、と言っていた。
ハルは、休みになって、遊びに来てくれて。
久しぶりに六本木ヒルズに行こうか、なんて話しになって。
車の中で、そう言えば、子供たちが花火を見にいったんだけど・・・みたいな話になり。
妹が遅刻してきて、とかの話をした。
ハルは。
「子供たちが可哀想だ」
と言い。
「りりかの親や兄弟が、パパ(元旦那)に嫌われる理由が分かるよ。常識が無いもん。結局遅刻とかをプライベートでするやつって、仕事にも遅刻するし、社会を甘く見てるんだよな」
なんて言った。
その時は、会っているのに言い合いになるのも嫌で。
私は嫌な気持ちにはなったけど、流すことにした。
翌日の日曜の夜、ハルは帰り。
その後、私は栄と会った。(栄との事はまた後日)
私は携帯を家においてきてしまい。
「今日は携帯鳴らないな」くらいにしか思っていなかった。
ハルは何度もメールと電話をして来てくれていたそうで。
栄と会うとは言ってなかったから。
なんかあったのかな、今夜は一人のはずだから、と心配してくれていた。
だから、帰宅したのが23時過ぎで。
その時テーブルに置きっぱなしだった携帯を見て、初めてびっくりした。
慌ててメールをしたら酔っ払ったハルから電話が来て。
「何してたんだよ」
って言われて、私は「友達と会っていた」とか嘘をついた。
「俺がいつでも連絡が取れるようにしてくれなきゃ、心配するじゃん」
って怒られて。
反省もしたけど、何か違うかな、と思う私もいた。
大体、付き合っているわけじゃないんだから。
その後、りりかの親が、どうとかこうとか、また始まって。
酔っ払ったときのハルは、とにかく手に負えない。
だから、普段ならスルーするんだけど。
やっぱり、あんなんでも、私の親と兄弟だし。
悪く言われるのは、よい気分じゃなかった。
どんどん、イライラして来るのが、自分でもよく分かった。
それで、もうハルの暴言を止めようと思い。
「でも、あんなんでも、私を生んでくれた親なんだよ」
と言うと。
「生むだけなら、動物だって出来るんだよ」
と、言われて、私は切れた。
たぶん、ハルとは山ほど喧嘩をしてきたけど。
ここまで私が切れたことは無い。
正直、何を言ったかは、腹が立ちすぎて覚えてないけど。
最後は電話を切った。
そのまま、二日間、メールも電話も来なかった。
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